暁 〜小説投稿サイト〜
歪みすぎた聖杯戦争
4話 孤独な行動 孤独な数字
[8/10]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
りと見えていた。
それは、ブロンドの髪を年頃の少女にしては随分と簡素な紐で縛っている女子高生だった。
それでもオシャレに気を使っているのか、髪に可愛いヘアピンを着けている。
少女は片手に竹刀らしき物を持っていた。普通であれば、無視するのが当たり前だが、アーチャーは女子高生の顔を見て、驚愕していた。

(ま、まさか 藤姉??)









○○

一人の女子高生が雄叫びあげながら、叫んでいた。

「連続児童誘拐殺人事件 酒蔵襲撃酒樽強奪事件!
言語道断 不届き千万! この街はどうなってるんだァ!」

隣の女子高生が''まぁまぁ''と宥めているが、全く聞いていない。

「もう我慢ならん! 冬木の平和はこの私…….藤村大河が守ります!」

そう言いまずは、被害にあった酒蔵の犯人をとっちめてやろうとするが。



〜〜三時間後〜〜


もう辺りは夜になり、大河はすでに眠気に襲われていた。

「ふゎぁ〜、──眠い.......」

藤村大河は今、酒樽泥棒を成敗するためにこんな夜遅くまで、粘っていたがそろそろ帰らないと、警察に見つかった時に補導されたら元も子もないので、帰ろうとしていたすると

「あれッ?」

狭い路地に男が子供を抱えていた、こんな夜に、しかも男と子供の二人組、そして抱え込んでいる姿は、とても大河には怪しかった。

(まさか…)

児童誘拐事件 それに関係してるように感じた大河は、そのまま後をつけてみることにした。そして路地にある楔れた喫茶店に入って行きそれを見ていた大河は声をあげそうになっていた。抱え込んでいた男の子を男は無造作に投げ、男は椅子に座り一息ついていた。

(間違いない、こいつ児童誘拐の犯人だ!)

なら、と思った大河は男に近づこうとした。犯人と思われる相手は今、後ろを向いて座っているからこちらが見えない。なら後ろから、思いっきり竹刀で頭を叩けばいけるんではないか、と考えた大河はゆっくり近づこうと、二歩三歩と足を動かしていたが

「何のようだい? お嬢さん」

男は後ろを向いまま言ってきたのだ
大河は内心はビビっているが、それは顔に出さず男には強気な態度に出た

「あんたが 今世間を騒がしている児童誘拐の犯人と言うことは知っている 観念しろ!」

「嫌…だと言ったら?」

「私があんたを成敗するまでの話!」

「ほう面白いね、来い出来るものならやってみな。」

大河はそういった男に目があった瞬間に、つい自然に後ずさりしてしまった。今まで、素行の悪い生徒、不良といった人と対決していたが、そんなはまるで別次元。
まるで何人もの人を殺している。そんな
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ