4話 孤独な行動 孤独な数字
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杯戦争の勝利の鍵となるのだ。序盤は行動を慎むのがセオリーだ。動いたとしても、それは、使い魔にバレないように行動するだろう。
それに今後の問題となるのは、御三家ではなく──
「────御三家以外のマスター達?」
「そッ、やっと解ってきたじゃねーか、うん。」
「でも、他のマスター達の場所や動向なんて、使い魔を一日中、回っていても見つかるかどうか……」
「本来ならばそうかもしれないが、旦那は他の陣営に無いものあるだろう?」
「ライダー………」
その言葉に待ってましたと言わんばかりのライダーのテンションは上がっていた。
「見つけて狩るのか?…そ、そんな簡単に言うけどな……」
「オイラはライダー。こと"脚"に関しては他のサーヴァントより優位だぜ、それにそろそろ他の奴等が痺れを切らす頃だしな、うん。」
「し、痺れを切らすって……解るのか?」
「まぁ最後の方は勘だな、うん..」
「勘かよ〜」
呆れ顔のウェイバーをよそに、ライダーは掌からC2を作り出し、それを出そうと手を掲げる。
「そ、それってこの前出したやつじゃ…」
「空から探し出す方がいいに決まってるからな」
嘯きながら、ライダーの手には造形物があり、あの宝具を放とうとしているのだと悟って、ウェイバーは慌てて制止した。
「待て、待て待て待て! ここじゃまずい 家が吹っ飛ぶ!」
○○
安ホテルのビルの一室に言峰綺礼がいる。何故、遠坂邸ではなくホテルに住んでるかというと、確かに綺礼は遠坂時臣とは同盟関係にある。だが、その同盟関係も内密である為、表側は敵同士といった形にしている。だから直接会うことは極力なくして、何かある時は、通信用魔術礼装で連絡を取るようにした。
そして今さっき、時臣から連絡が来たのだ
「アサシン」
綺礼がそう軽く呼びかけると、金髪の青年 アサシンが現れた。
「マスター どうしました?」
「時臣氏から連絡が来た。早速だがアサシンお前には、海岸沿いの偵察をしてもらう。」
「海岸沿いの偵察を? アインツベルンの偵察はしなくていいのですか?」
御三家の偵察、これは聖杯戦争に参加するマスターにとって基本の事
「その心配は及ばない、そちらの方面の偵察は時臣氏のサーヴァントがする」
「分かりました。ではサーヴァントを発見した場合はどのように?」
「極力戦闘は行わずに、情報だけ手に入れてくればいいが、だが戦いの状況によっては戦闘に参加しても構わない。その判断はアサシンの判断に任せる。」
「了解。」
そのままアサシンは消えた、如何にイレギュラーなだけであってハサンではないが、しっかりと気配遮断は使えるようだ。
「衛宮.
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