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転生特典をもらっても全て得になるとは限らない
第2話
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レの心の中読んでたんじゃないだろうな。…もうツッコミを入れる気にもなれない。

「「次にお主の姿じゃがストレイバードのパイロットである悠凪・グライフの姿にしとるからの。」」

 そういった後ハロ(仮称)は体から手を生やしてどこから鏡を取り出すとオレの顔の位置まで持ってきた。
 鏡を覗き込んで見るとそこには悠凪・グライフを12歳位にしたらこうなんだろうという顔が映っていた。
 オイ待て。悠凪といえばオレの知ってる限りではネタキャラだのヒモだの呼ばれてる残念なやつじゃねーか!!! そりゃ機体はストレイバードでとは言ったけど、顔はこんなやつにしてくれとは言ってないぞ。いやだよネタキャラになるのなんて…。というか12歳位になっちゃてるし、なんかオレせっかく転生したのにろくな目にあってないような…。

「「最後じゃがお主にはAIの指導の下、みっちり修行してもらうからのー。死にはせんから頑張るんじゃぞー。」以上です。」
「……えっ、修行って?」
「はい。これから洸様には修行を受けてもらいます。生身での戦闘訓練にロボットの操縦訓練が主です。生身での戦闘訓練は様々な戦闘技術を身につけたアンドロイドを相手にしてもらい体に覚えこませます。なお、技術はどれも達人級のものをインプットしています。ロボットの操縦訓練はシミュレーターを使い基本的には多対1の戦闘訓練が主です。慣れてきたらレベルを上げていき、Gもかけていきます。大怪我を負っても医療設備を使えばすぐ直せますのでご安心を。大丈夫、死ぬことはありません。」


 …もう、ろくな目にあってないどころの問題じゃないわ、これ。
特典に戦闘関連のものはつけてなかったから特訓はしないといけないとは思ってたけど、死ぬことはありませんと言ってるが聞いた限りでは素人のオレが受けたら速攻死にそうなんだが…。
 ………転生したのにまたすぐに死ぬことになるかもしれないな。

 
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