暁 〜小説投稿サイト〜
タケミカズチ、抜錨します。
暁の水平線に勝利を刻むのだ!!
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に移動することになった。

装置の上に立つと、まず水上を移動する為の艤装が足に取り付けられて、太腿に魚雷発射管が装着される。そして、出撃用の斜路を滑降。海に出る直前で主砲と背面の主艤装を装着。これが基本的な駆逐艦の出撃までの流れっぽい。

船渠から出撃した私達第3水雷戦隊は、単縦陣形で目的地に向かって航行。順番は神通さん、那珂ちゃん、川内さん、私、睦月ちゃん、吹雪ちゃんの順。

私は出撃前の吹雪ちゃんの様子が気になって後ろを見てみると、重心が安定しないみたいにフラフラと航行している吹雪ちゃんの姿がそこにはあった。


「ふ、吹雪ちゃん!?本当に大丈夫っぽい?」
「吹雪ちゃん、艤装の調子が悪いの?」
「えっ!?そ、そんなこと無いよ」
「吹雪ちゃん。あなた、もしかして……」


私と睦月ちゃんに続く様に神通さんがそう口にすると、何故か吹雪ちゃんは私達から目を逸らした。そして、そのあと吹雪ちゃんの口から語られた事実は私達が驚愕するには十分過ぎる内容だった……、っぽい。


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