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剣聖龍使いの神皇帝
第2巻
試作品デザート×イギリス本部長襲来
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出来れば憶えておいてあげて欲しいね。ボクの可愛い部下で、君にリベンジを誓った女の名前を』

「なるほどね。諸葉の相手はAJだったのね、納得だけど、諸葉の実力は本気を出していないと聞いたけど」

「確かサー・エドワードの右腕でしたよね。双頭剣の使い手で、白騎士機関でも有名人ではありますが、この人は間違いなくサー・エドワードですね」

日本語で言った静乃と沙紀だったが、俺らは立ち上がり身構える。店員さんと店長は店の奥にいけという合図を出す。

『「イギリス本部長が何しに来た?」』

『ボクと知っても同じような態度を取れるとは』

『「喧嘩売ってるのなら、表に出ろ」』

『落ち着きたまえ。ボクは紳士たるもの女性に狼藉は働かないさ、第一ボクは君しか興味がない。ただの学生が、日本支部が総力を挙げて対応すべき弩級《異端者(メタフィジカル)》を斃した。観測史上三人目の神皇帝、どれだけの力を秘めているのかと大いに興味があるね』

弩級(ドレッドノート)を倒したくらいで、俺に興味を持ったとは正直アホだな。あんなのは雑魚だとしか思えないし、もし戦うならもっと大きいの来いよと思いたいがエドワードは前のめりになった。ここで白鉄特有を通力(プラーナ)の輝きを見ただけで、姿を消していたが俺はクロックアップで姿を消したであろうエドワードの前に行く。驚いたのか、すぐに速度を上げるが俺の速度には敵わない。黒魔の静乃は当然であり、白鉄のサツキも反射神経で捉えきれない。七つある<<神足通>>の最上級派生技で、北斗の第七星の名を冠する縮地の歩法。瞬間移動をしたかのような速さで動く事ができる破軍だ。

『「それが最速か?」』

サツキ達からしてみれば、姿がないエドワードと俺に対してどこに行ったかだったが、最後に待ち構えるかのようにして拳を俺の頬に当てようとしてきたが、静かに拳を手で封じたのだった。徒手空拳が得意の俺としては、これがランクSかーと思った。

「・・・・今のは一体・・・・?」

烈しい拳風を無効化させたので、店内には壊れないようにしたけど。俺が十回虐殺しようとしていたのを、沙紀から聞いた事で絶叫する。

『なぜボクの速度に追いつける?』

「『簡単な事だ。お前以上の速度を出すだけの事、動く必要はなかったが、あえて俺の動きに追いつけるかどうか見ただけだ』」

『これが神皇帝の力だというのか?』

「『生憎だが、俺の力がこれで本気だと思うなよ?神皇帝の力じゃなくとも、背後に回り込んでからの蹴りをする。期待外れだと思って、さっさと日本からイギリスに帰りな?』」

『・・・・迷惑賃だと店員さんに伝えてくれないかな?もちろん期待外れだと思っておこう』

エドワードは俺から離れてから、万札をテーブルに置くとその場を後にした。また
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