43守護者第二戦目
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モンに氷の大蛇が現れてまとまりついた。
「ムム。この大蛇。幻覚ではないのか」
「私をただの術士とは思わないでね?」
今の私では、幻術勝負になれば勝てる確率は一割にも満たない、けど私には術いがいにもある
マーモンのおしゃぶりが光るだけで大蛇が砕ける
「僕もそろそろ力を開放するよ。」
私は最初と同じく地面に手を着ける
すると、あっちこっちから火柱が下から噴き上げた。
火柱からマーモンが出てきた。無傷………
「確かに君の幻覚は一級品だ。一瞬でも火柱にリアリティを感じれば焼け焦げてしまうほどにね」
「ゆえに弱点もまた、幻覚」
マーモンの顔が消えて、そこから光が出る。すると、体育館中の火柱が凍った。
「幻術とは人の知覚、すなわち五感を司る脳を支配するということ。術士の能力が高ければ高いほど支配力は強く、術にかかる確率も高まり、より現実感(リアリティ)を持つ。そして、術士にとって幻術を幻術で返されるということは、近くのコントロール権を完全に奪われたことを示している。」
私の足が凍って……
「どうだい? 忌わしきアルコバレーノの力は。」
私はマーモンを睨む。でも、
「もう何を念じてもムダだよ。君はすでに僕の幻術世界の住人なのだからね」
そう言ってマーモンは指を動かす。すると、 私の体が宙に浮き、宙で回転して地面にたたきつけらた。
ヤバい。氷は砕けたけど、コントロール権はすべてとられたまま……。
◇ヤマト
「ヤマト、いのりさんが!」
「わかっているよ、アリサ。でも、大丈夫。いのりには俺の心を貸してあるからね」
「え………」
そう、大丈夫。いのりには俺の心を貸してある、いのりが使うかはわからないけど。
◇いのり
やっぱり、幻術では勝てない………ヤマトの為には………
私はすぐに立ち上がる
「ヤマト……私に貸して」
私の右手が光り出す
◇ヤマト
『ヤマト……私に貸して』
「あぁ、貸してやる、俺の心をいのりに託す!」
『ありがとう、ヤマト』
◇いのり
『あぁ、貸してやる、俺の心をいのりに託す!』
「ありがとう、ヤマト」
いのりの右手の光は槍の形となる
「これがヤマトの『ヴォイド』」
「そんなの、僕には効かないよ」
「じゃあ試してみる?」
ヤマトのヴォイドは形を換え剣になる
「(形状変化?ヤマトが私の戦い安いようにしているの?)」
私は突っ込んで剣を振るう、マーモンには刃は届かなかったけど幻術の刃には当たった
「くっ、術士が近距離なんて外道だぞ!」
「私は術士でも、ヤマトの眷属だよ?」
マーモンを氷に閉じ込め霧
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