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歪みすぎた聖杯戦争
3話 静かに楽しく暮らしたい
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ると嬉しいそうに泣いてしまった
何が起きているのかさっぱり掴めない桜は困惑していた

「雁夜おじさん? どうしたの それにお爺様は?」

「死んだよ」

「えっ?」

桜は信じられなかった あんなにも恐ろしい存在がこんなにもあっけなく居なくなるなんて桜には信じられなかったが、雁夜の反応を見る限り本当だろうと桜は思った

「もう間桐臓硯は居ないんだ だから桜ちゃんはもう苦しまなくていいんだ」

雁夜が喜びに浸っていると第三者の声が響き渡った

「ここにいたか マスター」

「ッ?」

後ろを振り向くとそこにはバーサーカーがいた

「バーサーカー…」

どうする?雁夜は考えていた臓硯が死んでしまってはもう聖杯戦争に参加する理由はない だが、その事についてはバーサーカーにどう言えばいい
彼らは聖杯を手に入れるためにこの世に現界する 彼には聖杯が必要と言うことだ
そんな彼に聖杯戦争に参加しないと言ったらどうなるだろう…
臓硯を直ぐに殺したやつだ最悪殺されるかもしれない
だが、そういうことのために令呪がある、これを使えばと雁夜は令呪がある手を見る

(自害させることも可能だ…)

しかし、自分や桜ちゃんを助けてくれたのに、恩を仇で返すような真似をしてしまってもいいのか?

「マスター 全てが終わったように安心をしているようだがまだ終わってないぞ?」

バーサーカーはそう言いながら雁夜のもとに近づいてきた。

「終わってないって?」

するとバーサーカーは桜の方に一瞥すると、思いがけない一言を言った。

「老いぼれの本体がその娘の心臓にいる。」

「っ? どういうことだ バーサーカー??」

「本体をさっき潰したと思ったんだが、ここにもいたのか…」

「そんな…! 取り出すことは出来ないのか?」

「難しいな 無理に引き離したりすると 逆にこの少女が身体が耐えれないだろう。
かといって、ほっとけば臓硯が死んだために今、少女の心臓にいる虫が暴走するかもしれない。」

「…そんな….. どうすればいいんだバーサーカー…?」

「万能の願望機 聖杯の力しかないな」

「雁夜おじさん…?」

桜は怯えながら、雁夜の顔を覗き込んでいた自分のことを心配してくれたのだろう

(桜ちゃん… 聖杯を手に入れて必ず助けるから!)

雁夜は結局は聖杯戦争に参加するしかなかった









○○○○○○

ここまで逃げれば安全、と気を抜けたのは、有る程度進んだ遊歩道まで、全力疾走で駆けつけた後だった。

「はー、はー、はー、……」

普段から鍛錬を怠っていたウェイバーにとっては、まさに心臓の破裂しかねない地獄の長距離走だった。もはや立
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