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『ある転生者の奮闘記』
TURN20
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 まぁ山下長官はどうせ、東郷長官の餌食になるやろねぇ。

「そ、それじゃあまた今度……」

 しかし山下長官は顔を赤くしながら応接室を出た。






 数日後、海軍省で俺の現役復帰が告知され た。

「じゃあな理亜、セシル」

「あぁ、雪風のおかげで大分政務が楽になったよ」

「身体には気をつけて下さいネ」

「じゃあね雪風」

「お土産宜しく」

「次はいつ帰ってくるの?」

 子ども達が俺に言ってくる。

「帰れたから此処に帰ってくるよ。土産はゲームやろ、分かってるわ」

 子ども達と別れの挨拶をした。

「頑張ってこいよ雪風」

「あぁ、理亜もな」

「頑張って下さいネ雪風さん」

「あぁ、セシルも頑張ってまた産めよ」

「も、もう雪風さんっタラ……」

「ママ、顔真っ赤だよぉ……」

「……………」

 おっと、からかい過ぎたな。

「そんじゃあな。行ってくるわ」

『行ってらっしゃいッ!!』

 俺は皆の言葉に、敬礼で答えてリニアに乗ってリニアは発車した。

 そして帰った時と同じく、民間高速船に乗り込んで惑星大阪を出航した。

 目的地は惑星東京やな。

「また第四戦隊司令官やと思うけど、まぁキャシー達がおるからええか」

 俺はそう呟いた。

 民間高速船が惑星東京に到着したのはそれから二日後の事やった。

「さて、海軍省に行くか」

 俺は徒歩で海軍省に向かった。







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