第六十五話
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はい?」
「ウチの軍に入らないか?」
―――夜中―――
「それで敵の間者を捕らえるのが入隊試験ですか?」
「そゆことだな」
顔良の質問に俺は答える。
「まぁメシにありつけるならアタイもいいけどな」
文醜は大剣を振り回しながら答える。
「何で私が間者ごときを捕らえるなくてはならないんですのッ!!」
袁紹が喚いている。
「じゃあ今度は一人旅でもすれば?」
「ぐ………」
俺の言葉に袁紹は言葉を詰まらせる。
「今回は星、クロエ、警務隊の三人もいる。何とかして間者は捕まえないとな」
おのれ糞北郷め。
孫策軍の事が片付いたら荊州にでも侵攻したろうかな。
「交代は二刻だ。最初は顔良達三人と俺が警備するからな」
「分かりました」
凪が頷く。
「星、暇だからと言って飲むなよ?」
「それくらい分かっておりますぞ」
「ならいいけどな。ほんじゃぁ警備開始だ」
全く、此方は孫策軍で頭が一杯やのに糞北郷はめんどくさい事を押し付けてくれるな。
「暇だぜアニキ」
「まだ交代まで一刻あるんだから頑張れ」
「だってよぅ〜」
文醜がブーたれる。
………。
「おい」
「はい、分かっています」
「………五つ……八つだな」
文醜は気配を読み取る。
「え? 何かいますの?」
袁紹は何も分かっていなかった。
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