暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico12騎士に融合騎、はやてにリイン
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移動速度にも納得だよ。でも、それでも開始直前で240mと走破するには速度が足らない気がするけど・・・。とにかく、それが判ったから「撃ち落とします」トリシュが魔力矢を創り出して魔力弦に番えた。

「狙い撃ちます・・・!」

――速翔けし一輪の討ち華――

“イゾルデ”から射られたのは一輪の蒼い薔薇。それが一直線に、超高速で鳥の側に浮かぶターゲットスフィアを撃ち抜いた。競技場上に展開されているモニターに表示された、Bチームの残存メンバーを表す数字が14から13へと減った。

「イリス。セレネさんとエオスさんを討ちます・・・!」

「よしっ!」

2人が乗ってる鳥が羽ばたきながら高度を落とし始めた。それをジッと待つわたし達。鳥の背から降り立った瞬間から再開らしいから、その瞬間をひたすら待ち構える。そしてとうとうわたし達の居る屋上へと降り立った鳥。

「ちょっと! そんなにガチで待ち構えないでよ!」

「降りるに降りられないでしょ!」

すでに失格になった鳥・・・に変身してる生徒はもう動けないから、その周りを包囲すればスクライア姉妹はもう終わりなのだ。それが判ってるからこそ2人がぎゃあぎゃあ騒ぐ。でもこっちは聞く耳持たず。散々コケにしてくれたお礼はキッチリ返さないとね。

「ほらほら、早く降りなよ〜」

「セレスさん、エオスさん。往生際が悪いですよ」

「「友達でしょ!? 少しは距離を取ってくれてもいいじゃんか!!」」

「ダ〜メ♪」「ダメです♪」

トリシュと揃って笑みを浮かべる。少し沈黙が降りる。こうしている間にも、わたし達Aチームの残存メンバー数が・・・2になった。それが示すのは、残っているのはわたしとトリシュだけ、ということだ。

「やられた・・・! まんまと嵌められた・・・!」

「イリス・・・?」

「あちゃあ、さすがに・・・」

「気付かれちゃったか」

――ブラッディダガー――

――アクセルシューター――

わたしとトリシュを包囲するように襲いかかって来たのは血色の短剣8本と桜色の魔力弾6発。はやての高速射撃と、ルシルの複製射撃だ。わたし達のターゲットスフィアが撃ち抜かれるより早くその場から離脱。はやての射撃は屋上に着弾して終わったけど、「こんの・・・!」ルシルが放った、なのはから複製した誘導操作弾はうざいくらいに追い縋って来る。

「せいっ!」「やあ!」

わたしは“キルシュブリューテ”を、トリシュが“イゾルデ”を振るうことで全弾迎撃した。そして「来たね・・・!」はやてとルシルがその姿を見せた。わたし達の居る屋上にそっと降り立つ2人が、いつの間にか人の姿に戻って双銃を携えたセレネとエオスと頷き合った。

「これは・・・ルシル様の作戦ですか? それともは
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