暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico12騎士に融合騎、はやてにリイン
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チームとBチームの陣地間の距離は約240mもある。いくらなんでもこんなに早くこっちの陣地にまで来る方法なんて飛行魔法くらい。一体どうやって・・・。

――フレイムブレット――

――フローズンブレット――

「「っ!」」

今度はハッキリと視認できた発射地点。わたし達が上がろうとしていた柱から4mと離れた、こっちと同じ高さの柱の屋上。迫って来ていた6発の火炎弾と冷気弾を、2人でシールドを張って防御。すぐに高低差を利用されての集中砲火を免れるためにもう1度跳躍して、屋上へと上がる。

「セレネ、エオス! やってくれるじゃ――・・・って、あれ!?」

「居ない、です・・・?」

屋上に立ってすぐ攻撃地点の柱へと目をやるんだけど、居るはずのスクライア姉妹の姿はどこにも見えず。ということは「狙撃ポイントを放棄した・・・?」ってことになるのかな。わたしがそう小首を傾げると、「もしくはさらに高い柱へ移動したか、ですね」トリシュが補足。そしてそれは現実になった。

――バスターラッシュ・アイシングフレア――

ここより高い柱から火炎と冷気の砲撃が2本と飛来。狙いはトリシュの側に浮遊してるターゲットスフィア。トリシュは横っ跳びすることで躱して、起動した“イゾルデ”を構えた。
とその時、ふと競技場上に展開されたモニターに目が行って、今現在の戦況を確認してしまうことに。わたし達Aチームの残存メンバーを示す数字が、16から5になってた。つまりはすでに11人が失格になったというわけで・・・。しかもはやて達Bチームは17から14・・・たった3人しか失格に出来てないときた。

「うええ!? なんか一気に減ってるんだけど!!」

「くっ。やはりこうなってしまいましたか・・・!」

――フローズンブレット――

――バスターラッシュ・バージョンエオス――

冷気弾4発と火炎砲撃1発。それらを避けながら、「トリシュ、わたしの後ろに付いて!」スクライア姉妹を失格にするために2人の居る柱に向かって跳躍する。着地と同時に襲撃されることを警戒してトリシュを一歩遅らせて跳ばせた。

「今度は逃がさないよ、2人とも・・・!」

着地してすぐ迎撃準備。けどまた逃げられたみたいで、その姿はどこにもなかった。遅れて着地したトリシュが「イリス、上です!」って“イゾルデ”を頭上に向けた。そこに居たのは「鳥・・・?」1羽の大きな鳥だった。よく見れば、ハムスターとリスの姿に変身してるスクライア姉妹の姿と、2人分の青いターゲットスフィアが。

「あの鳥は、学友の1人が変身したものです!」

「あっ! 変身魔法は禁止されてないから・・・!」

確かに鳥の側には3つ目のターゲットスフィアがある。鳥に変身したクラスメートに乗っているんだから、2人の
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