暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico12騎士に融合騎、はやてにリイン
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ら「わたしが護衛に入るよ。トリシュは狙撃に集中して」わたしが守りで、トリシュを攻めに徹しさせる。他の子たちはトリシュやわたしが居るからってすでに戦勝ムード。だから「作戦を立てた方が良いって」わたしが窘めるんだけど、やっぱり戦勝ムードは変わらない。

「イリス。私とあなたの2人が生き残り、ルシル様たちを全滅させればいいだけです」

トリシュらしくないちょっと冷たいセリフにビックリ。それからわたしはトリシュと2人だけで作戦会議。そんで作戦とまでは言えないけど、トリシュを移動砲台としてエリア内を駆け回りながら相手チームを殲滅。その間、わたしが迫り来る攻撃や相手チームを迎撃する。

「はやてとルシルが間違いなくわたし達を潰しに掛かってくるだろうから・・・」

「まずはお2人の撃破ですね。判りました」

そしていよいよ競技開始。陣地上に3色シグナルが表示されたモニターが展開。浮かれてるみんなやわたしとトリシュの身体の近くにバスケットボール大の赤い魔力球――ターゲットスフィア(向こうのチームは青色だそうだ)が創り出された。コレに攻撃を食らうと失格なわけだ。

「はぁ。みなさん。今回の相手はおそらく最強です。これまで以上の警戒を」

トリシュが最後の警告をした。それと同時にシグナルが赤→黄→青へと変わり、『競技スタート!』先生の開始宣言が競技場全体に響いた。一斉に戦場に散っていくチームメンバーを見送って・・・

「行きますよ、イリス!」

「りょ〜か〜い!」

両脚に魔力を込めて、同時に空に向かって跳び上がる。競技中は、飛行魔法は禁止だからね。乱立する四角柱の中で一番高い場所を陣取って、そこを狙撃ポイントにする。空戦が出来ない以上、高い場所を陣取った方が有利だからね。そのための跳躍。あと少しで身近な四角柱の屋上へと着くというところで・・・

「魔力反応の接近・・・? 速い・・・!」

「イリス!」

――フレイムブレット――

――フローズンブレット――

目前を通り過ぎたのは火炎弾と冷気弾。計6発。この魔法は知ってる。そう、この魔法の使い手は「セレネ、エオス!」の2人で間違いない。つうか、跳躍中を狙ってくるなんてタチが悪い。おかげで跳躍の勢いが殺がれて落下してしまう。けど飛行魔法は使用不可。使ったら即失格なのがルール。

――シュヴァーベン・マギークライス――

「トリシュも乗って!」

「はいっ!」

だからベルカ魔法陣の足場を作って着地。広さは確保したからトリシュも着地。ああもう、たったこれだけでも魔力の消費が辛い。

「というか一体どこからの攻撃!?」

「判りません! 跳躍途中もあって視界が狭まっていたので!」

そこを狙われたわけか。こりゃルシルの差し金だね。それにしてもA
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