第九十七話 決着
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を見つめるカリム。
しかし一輝は少しだけ微笑んで頭を撫でてやる。
昔大輔にしたように。
一輝「安心しろ、アッサリと片付けてやるからな」
カリム「はい」
話を終えた子供達は再び光の柱に歩み寄る。
クロノが一歩前に出て、真っ直ぐに弟達を見据えた。
クロノ「頼んだぞ、皆。夜が来て朝が来るのを当たり前だと思っていたけど、今度ばかりは永遠に夜明けは来ないかもしれないからな……」
本音を言えば自分もデジタルワールドに行き、大輔達と共に戦いたい。
しかし、パートナーが幼年期で、進化も出来ない状態では足手まといになる。
クロノはここに留まり、励ましの言葉を贈る。
プレシア「そんな縁起でもないこと言わないで頂戴!!私達は娘達を信じているわ!!」
クロノ「ああ、いや、僕も信じているんだが……」
ルカ達を励ますどころか逆にプレシアに噛みつかれる結果となり、クロノは慌てる。
エイミィ「クロノ君、逆効果だね」
クロノ「うるさい!!」
ルカ「大丈夫ですよ兄さん…」
ルカが決意に満ちた瞳で兄と母を見つめる。
初めて会った時では考えられない表情だった。
ルカ「皆の明日は僕達が守りますから!!」
リンディ「ルカ…」
息子の頼もしい姿にリンディは嬉しさで一杯だった。
スバル「私達がお母さん達を守るんだ!!ねえギン姉?」
ギンガ「うん!!」
クイント「スバル…ギンガ…」
ゲンヤ「成長…したんだな…」
しっかり者だったギンガと違い、人見知りで甘えん坊だったスバルが誰かを守る立場になったことをクイントとゲンヤは嬉しさに涙を流した。
ティアナ「私も…兄さんとの思い出が詰まった世界を守りたいから…」
ティーダ「そうか…」
ティアナの目には強い決意があり、ティーダは妹の成長を喜んだ。
大輔「必ずダークマスターズを倒して戦いを終わらせるよ!!」
子供達は次々に光の柱の中に入っていく。
エイミィ「気をつけて!!必ず帰ってきてね!!」
大輔「エイミィ…」
エイミィの言葉を皮切りに、他の大人達も子供達を見つめた。
プレシア「フェイト、アリシア…」
フェイト「母さん…」
アリシア「お母さん!!」
クイント「スバルー!!」
ゲンヤ「ギンガ!!」
スバル、ギンガ「「お父さん!お母さん!」」
クロノ「ルカ、必ず生きて帰ってこい!!お前には教えたいことが沢山あるんだからな」
ルカ「はい!!」
リンディ「(クライドさん…どうかルカを…あの子を守って…)」
今は亡き夫にリン
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