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ヴォルデモート卿の相棒
真夜中の決闘
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にすむよ。お願いだ、ピーブズ」
「フィルチに言おう、言わなくちゃ。君達の為になる事だものね」

ピーブズは聖人君子のような声を出したが、目は意地悪く光っていた。

「どいてくれよ」

ロンが怒鳴ってピーブズを払い退けようとしたが、それが間違いだった。ピーブズが大声で叫んだ。

「生徒がベッドから抜け出した!『妖精の魔法』教室の廊下にいるぞ!!」

ピーブズが大声で叫んだ。
5人はピープズをすり抜け(その際クレスはピープズを昏倒させ)、命からがら逃げ出した。
廊下の突き当たりで鍵つきのドアにぶち当たった。

「アロホモラ!」

即座にクレスが魔法で鍵を開け、5人は折り重なってなだれ込み、すぐさまドアを閉め鍵をかけた。

「フィルチは?」
「大丈夫だ。逃げるときにピープズに金的して気絶させておいた」
「あなた、どうしてポルターガイストに触れたの?」
「企業秘密」

ふとネビルはちらっと後ろを振り向き、直後、青ざめた顔でハリーのガウンの袖を引っ張る。
4人はネビルの見ている方を見て、この場所が禁じられた廊下である事を確認した。正面には首が3つある怪獣のような犬の化け物・ケルベロスがいた。
ケルベロスは6つの眼でハリー達をじっと見ている。5人が急に現れてケルベロスが不意を突かれて戸惑ったからだ。もうその戸惑いは消えたようで、大きな口を開いて、ケルベロスが吠えた。
クレス以外の四人はすぐさまドアを開け蜘蛛の子を散らすように逃げ去った。

「面白ぇ……俺とやろうってのか?」

唯一クレスだけは好戦的な目で怪物を見据えていた。
ケルベロスはクレスに飛びかかり、クレスはなすすべなく巨大な三つの口で食い殺された−











「エアウォーカー……」

−かに見えたが、クレスは空中で制止し、ケルベロスを見下ろしていた。そのままケルベロスに近づき、真ん中の首に手を添える。すると、

「インパクト!」

強い衝撃を頭に受けケルベロスはバランスを崩して転倒した。

「げっ……」

しかし、怒らせただけで大したダメージも受けていないようで、普通に起き上がった。
クレスはケルベロスが決して届かない位置に浮上して思考する。

(アレ喰らって無傷かよ……。、見た目通り……いや見た目以上にタフだなこいつ……となると、)

ケルベロスが吠えまくる中、クレスは腰に指した小太刀に手を伸ばし……踏みとどまる。

(いやいやいや、学校で飼ってるモンスターを斬り殺すのはマズいよな……しかたねぇ、ずらかるか)
「じゃあな」

クレスは諦めたのか、そのまま急降下してドアから去っていたた。











クレスはそのまま合言葉を言って談話室に
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