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ヴォルデモート卿の相棒
真夜中の決闘
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いて食べることもできないんですかね?」

ハーマイオニーはロンを無視して、ハリーに話しかけた。

「聞くつもりはなかったんだけど、あなたとマルフォイの話が聞こえちゃったの……夜、校内をウロウロするのは絶対ダメ。もし捕まったらグリフィンドールが何点減点されるか考えてよ。それに捕まるに決まってるわ。まったくなんて自分勝手なの」
「余計なお世話だよ」
「バイバイ」

ハーマイオニーか責めるように警告するが二人は取り合わず、さっさと追い払った。ちなみにクレスはこのとき既にデザートタイムに移行していた。
すると今度はモノクルをかけた赤茶色の髪のスリザリン生、ジークフリート・ゴズホークがやって来た。

「腐れスリザリンが何のようだよ?」
「貴様らのような有象無象に構っている暇など無い。用があるのはクレスに決まっているだろうが低脳め」

スリザリン生と見るや、ロンがすぐさま噛みついたが、ジークは虫けらを見るような目で一蹴した。その発言を聞いてハリーとロンの顔が怒りに歪むが、ジークは全く意に介さずクレスに用件を伝えた。

「明日の昼、考案した魔法の実験に付き合え」
「オッケー、天文学と魔法史で手を打とう」
「わかった。……相変わらず座額が嫌いみたいだな」
「お前、俺が机に向かって熱心に取り組んでるところなんか想像できるか?」
「まあ無理だな」

軽口を叩き合ってからジークは去っていった。するとすぐさまハリーとロンはクレスに食ってかかった。

「クレス! なんでスリザリン生なんかと仲良くしてるんだよっ!?」
「汚ねっ!? 唾飛ばすなロン!……んなもん家族だからに決まってるだろ」
「さっきの態度見ただろ! マルフォイと何も変わらないじゃないかっ!」
「お前もかハリー!? 唾飛ばすな殴るぞこの野郎!
……まあ、あいつは唯我独尊・傍若無人を地でいく奴だからなぁ。お前らが仲良くなることは、多分無いだろうな……」

ハンカチで顔を拭きながらクレスは冷静に分析する。

「どうして君はそんなのと仲良くやっていけるの?」
「俺もアレクが頑張ってなきゃ今頃険悪のままだったと思うぜ?」
「私がどうかした〜?」

心底理解不能と言ったハリーの疑問にしみじみと過去を思い出しながら返答すると、金髪碧眼のハッフルパフ生、アレクサンドラ・マッキノンは後ろからクレスに抱きついた。

「よおアレク。ハッフルパフで友達できたか?」
「たっくさんできたよ〜♪ ねえ、ちょっとクレスに頼みたいことがあるんだけど…」
「何だ?」
「飛行の訓練手伝ってくれない? 時間が空いてるときでいいからさ…」
「あいよ。じゃあ明後日の昼な」
「ありがと〜♪」
「どーいたしまして。……それにしても、あの人が保護者なのに、よくもまあここまで純粋に育
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