暁 〜小説投稿サイト〜
ガンダムビルドファイターズボーイ
第四話 盾の武者
[1/7]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話

プラモ狂四郎にて

「おっりゃああああああああああ!!」

「せいやあああああああああああ!!」

翼と香澄がバトルフィールドで模擬戦をやっていたのだ。翼が菊一文字を抜刀すると香澄も両肩に装備されていた2本の刀を抜刀し二刀流の構えをとった。

翼の攻撃を武術の経験で培った勘で回避すると一気にたたみ掛ける香澄。

「まだまだ!行くぜ烈斗!!」

『おう!』

「こっちも負けるか!行くよ!天津!」

『ええ!!』

意志を持つ相棒と共に訓練する翼と香澄だった。


第四話 盾の武者


模擬戦が終わり一息入れる翼と香澄。

「流石・・・腕っぷしだけは凄いね」

「ガンプラバトルって私の思い描いた動きを再現できるからね〜・・・それに四郎さんやユアさんのコーチのおかげだよ」

翼に称賛されるが香澄は狂四郎やユアのコーチのおかげだと謙遜する。

だが翼だけは・・・

「お前・・・本気出してないだろ?」

「へ?」

前回は操縦に慣れていないだけで動きが良くなかった。だが慣れてきた今ならその動きの若干の鈍さを見破ることができる。

すると香澄はバツが悪そうに眼をそらすと・・・

「いや・・・本気出して・・・良いの?」

「え?」

バツの悪そうな香澄の視線の先では・・・

『ぎ・・・う・・・ああ・・・』

物凄く唸っている天津の姿が・・・どうやら人間でいう筋肉痛に陥っているらしい。

香澄の動きが凄まじすぎて天津自身が耐え切れていないようだった。

『お前・・・修行が足りてないんじゃないのか?』

『く・・・こんなのいつもだったら・・・』

烈斗の言葉に反論する天津。

こうして狂四郎とユアにメンテナンスを受けることになった。

「それにしても・・・基礎を教えただけでここまで動きが良くなるとはな〜」

烈斗と天津のメンテナンスをしながら狂四郎が呟いているとユアは・・・

「ねぇ狂四郎さん」

「ん?」

「どうしてユアの武者フェアリーは動かないの?おんなじように作っているのに」

一見するとレッドウォーリアをBB戦士の武者頑駄無にしたような感じである武者スカーレッドフェアリーにどこか懐かしさを感じる狂四郎だが・・・

「そう言われてもな・・・」

何で意志を持ったガンプラになったかは魂込めて作った本人ですらわからないようである。

するとユアの持っていた端末が光ると中から人格が現れた。

「あ・・・姫子」

『二人とも・・・口より先に手を動かして下さい』

「うわ・・・経理ソフトの割にはおしゃべりだな」

ユアの端末に居るのは姫子と言うのはいわゆるAIであるらしく自称『経理ソフト』であるらしい。閉
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ