第四話 盾の武者
[6/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
口先だけではなくかなりの実力の持ち主である神崎。烈斗頑駄無・金剛形態の動きを完全に見極めていた。
おまけに指揮能力まであり香澄の天津の奇襲も難なくかわしてしまう。
このままでは翼と香澄は負けてしまう。
その時
「翼!香澄!!」
新之助がプラモボックスを持ちバトルフィールドに走った。
プラモボックスを空け・・・瞳の描かれていない青き武者頑駄無を手にし・・・
「くたばれ!!」
神崎が烈斗に向かって一斉射撃をしたその時だった。
「!!」
突如烈斗の前に降り立ちその手に装備されていた巨大な盾を構えその攻撃を防ぐ武者頑駄無の姿が・・・それに驚愕する烈斗と翼。
「・・・チームメイトは・・・大切にしないとな・・・翼」
「新之助?」
打算も・・・駆け引きも無く・・・ただ一直線に突き進むバトルを繰り広げる翼に加勢に現れた新之助。
そして
「武者武瑠頑駄無・・・参上」
「新之助・・・てめえ!!」
神崎が再びチーム全員で一斉射撃を繰り出そうした瞬間だった。
「もらい!!」
「!?」
新之助の登場に気を取られていた神崎は香澄が懐に入っていたことに気付かず、天津に忍刀でビルゴの一体を撃破され数を減らされると一瞬で目の前から消えてしまい見失った。
「アマ!!」
「あんたの相手はあっち!!」
香澄に指差されると既に懐まで迫っていた翼と新之助。
それに気づいた神崎は残ったビルゴと一斉射撃を放つが武瑠の盾は傷一つつかずすべて防ぎ切っていた。
「な!何だよ!何だよその盾!?」
「そういえば・・・四郎さんその盾金属で作ったって言ってたな」
異常なまでの防御力に驚く神崎はパニックに陥るとブースターを起動させ飛び立ってしまうと烈斗が残ったビルゴを撃破した。
「あの野郎・・・自分だけ逃げやがった!」
「逃がさない!!」
新之助がスロットを回すと武瑠の背中に折りたたまれていた龍のような翼が開き飛行したのだ。
気づいた神崎が弾幕を張るが凄まじい飛行能力で潜り抜ける武瑠。
その飛行能力に新之助は・・・
(凄まじい飛行能力だ・・・この動き・・・まるで裂空・・・)
「新之助えええええ!!」
神崎のあまりにもみじめな振る舞いに新之助は・・・
「お前は・・・もう過去にする・・・!!」
「な!」
神崎に対する意を決した瞬間。
「何・・・これ?」
ユアの持っていた端末が未知の超エネルギーを感知した。この世界から発生されたような物ではなく・・・何処からともなく現れたエネルギーが感知された瞬間。
『!!』
武瑠の目に瞳が描かれた。
武瑠の翼が外
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ