第四話 盾の武者
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店後の売り上げの管理などを一手にやってくれるみたいなのだが・・・
(どうせ本当の事を言っても信じてもらえなさそうなので・・・)
「ん?どうしたんだ?」
『なんでもありません!』
そう言って誤魔化す姫子。すると香澄が大会の日にちを確認していた。
「大会開催は来月か・・・私たちは模型店所属チームって事で良いんだよね?3人目の当てってあるの?」
「無い事も無いけど・・・」
3人目の当てに一人心当たりはあるようなのだが、複雑な表情の翼。
すると
「よっし!じゃあ探しに行こうか!」
「「ユアさん!?」」
突如背後からメンテを終えたユアが二人の両肩にがしっと組みつくといつの間にか最後の武者が入っているプラモボックスを手にしていた。
「香澄ちゃんが天津に呼ばれたのなら・・・最後の武者も誰かを呼ぶかもしれない!だったらそれが必然的な3人目よ!」
やや強引なユアの提案に翼は・・・
「ユアさん・・・本心は?」
「3人目の意志が目覚める瞬間のデータをとればユアの武者フェアリーも意志が宿るはず!!」
「野望ありありじゃん」
ユアの提案に少々汗を流す翼。
すると
『諦めろ翼』
『こうなったユアはテコでも動かないよ』
メンテの終わった烈斗と天津が翼と香澄の肩に乗ると腕を組んでウンウンと頷き始める。
そんなこんなで翼たちは再び遠征に行くのであった。
「気をつけて行けよ〜」
それを見送った狂四郎は腰を上げ・・・
「さぁってと・・・商品倉庫兼ユアの研究室の片付けに行くか?・・・あとユアが材料に使ったプラモと材料の請求書をミツキさん経由で両親に・・・」
ユアが勝手に改造した商品倉庫の整理に行くと同時にサエグサ模型店宛てに請求書を書くのであった。
尚、先の材料については狂四郎から了承を得てからやっている事であり、代金はミツキ経由で両親に請求しておいてほしいとの事である。
そんなこんなで遠征に向かった翼たちは電車である場所へと向かっていた。
「どの辺に行けばいいと思う?」
『うう〜んここは強そうな奴が集まりそうなところじゃねえか?』
翼の疑問に烈斗が答えると隣から天津が・・・
『あのね・・・そんな漠然とした目的じゃダメでしょって・・・』
「まぁ・・・こういう時は有名な模型店に行ってみるっていうのが無難じゃない?」
天津の一言に香澄も頷くとユアが・・・
「それじゃ!」
やってきたのはサエグサ模型店だった。
有名どころで知り合いの模型店という事でサエグサ模型店がチョイスされたらしい。おまけにサエグサ模型店では頻繁に大会を開くので人も集まる。
「今日もやってるな〜
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