2話 運命は狂いだす
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勝てば、君の望みは叶うんだよ』
バカバカしい…今までの話が本当だとしてもなんで私が、なぜそんなことをしなきければいけない……
『フッ くだらんとりあえず私は、元の世界に帰らせてもらう!』
『……知ってるよ…今の君は力を失っている。そんなんでは君の目的は達成できないじゃないのかね?』
『私の目的を知っているのか?』
『いや、そこまで詳しくは、知らないが プッチが力を失っているのはさっきの慌てている姿を見てね、そんなに焦ってるってことは君の目的に関係してると思ったからね。』
『…………』
『さぁ どうするプッチ? 今の君は何とか助かったが、そのままでは、現世に帰ったとしても 目的を達成することもできない… だが、我々に協力すれば、現世に帰るための肉体も手に入り、目的を達成するための力も取り戻せる さぁどうする?協力するかしないかは君の自由だ』
このセカイの言っていることは正論だ このままでは埒があかない
今、現世に戻れたとしてもメイド・イン・ヘブン が無ければ意味がない
だとすれば、打開策としてセカイの言っている 聖杯戦争 というものに参加して勝つしかない…ここで維持を張っても仕方ない
『分かったセカイ…君の言っていた聖杯戦争に参加しよう』
『さすがプッチ、君なら、引き受けてくれると思ったよ』
『だが セカイ 君にそれだけの力があるんならこんな方法を取らなくてもいいんじゃないのか?』
『 今までなら、軽くやれることだったんだけど、先程も言ったように今の僕はこう見えても、ものすごく弱っていてね。だからこそ、聖杯戦争に目を付けたわけさぁ」
そう言ったのだ、まぁ詳しく言えば聖杯の力で、セカイの力を回復すればあとはなんでも出来るらしいので、勝ったら まず聖杯の力でプッチ自身を受肉して、残った魔力をセカイに渡して復活させてあげればいいとのことだそうだ。
そうやってさっきまでの会話をこうやって思い返すと、一つ疑問が出てきた
「もし、私が聖杯戦争に勝ってそのまま聖杯をそのまま持って逃げたらどうするつもりだ?」
すると、セカイは困った表情もせず、にこやかに言った
「それは無理だ まず聖杯をどう扱えばいいか、魔術師でもない君がわかるはずもないからその点は大丈夫だよ」
「確かにそうだな、わかった ……待てよその前に私も霊体だし、それに令呪というものも持ってないだんだぞ?」
その質問に''すっかり忘れたな〜''と小言を言いながら
「ごめん ごめん! 忘れてたわ〜」
そして、プッチに近づきプッチの右手を持ちながら、セカイが聞き取れない何かを発した、その瞬間
「っ??」
右手に鋭い痛みが来る、なんだこれはと思い右手を見たらその瞬間にプッチの右手の甲に
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