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歪みすぎた聖杯戦争
2話 運命は狂いだす
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か?
セカイに言ったが、セカイが説明した通りなら安全なので、やるしかない
セカイから聞いたがこの聖杯戦争の聖杯は何故か汚染されていて、今の人間達では使おうにも制御出来ないらしい その汚染されている聖杯を上手く利用するのだ
セカイが渡してくれた大聖杯と少しの間繋ぐ道具で、大聖杯とリンクして
今大聖杯はアンリマユで染まっているのでそこから引っ張り出して召喚するという方法、実際今、アンリマユは純粋なこの世全ての悪なので何かの入れ物がない限り
自我を持てない、純粋な悪なので襲われる心配も無く、それでも、強力なサーヴァントには違いないので安心して呼び出すことができる。









○○○○○○

十一年前、雁夜は魔術の家系で育ったこの家の魔術を受け継がなければならなかったが雁夜はそれを拒絶し逃げるように家を出たのだ。家を出た雁夜はルポライターといって、主に社会的事件や事象を,現地や関係者間に取材して記事にまとめあげる職業で生計をたてて暮らしていた、其処で蒋都孝に知り合った。軽い態度や馴れ馴れしい性格に初めは関わりがたかったが、話てるうちにしっかり盛り上がり今ではすっかりいい仲になったのだ。蒋都には、ある用事で冬木市に少しばかり戻るつもりだった筈で久方ぶりに一年前にこの冬木の地を訪れたのだ。
無論、おぞましき因習と妖怪に支配された実家に帰るつもりなど端から無く、雁夜の目的は別にあった。
禅城葵。今は遠坂の姓を名乗る彼女に会う為だ。雁夜は幼い頃から彼女の事を愛していた。生憎、彼女の方は雁夜をあくまでも友人としてしか見ず、雁夜の恋に気付くことがなかった。遠坂家の当主に嫁ぐ彼女に本当にそれでいいのか、と問い掛けた時の彼女の恥しそうな、されど幸せそうな微笑みを見て、雁夜は彼女への恋心を封印した。彼女が自ら選んだのだからきっと、これが正しいのだと、自分の思いを覆い隠して。それからはまた、彼女の友人として彼女と接するようになった。彼女の二人の娘にお土産を買って来る事も恒例となり、その日も雁夜はお土産を買って来ていた。大小のガラスビーズで編まれた精巧な二つのブローチ。

「桜はね、もう、いないの」

硬く虚ろな眼差しのまま、凛は棒読みの台詞のようにそう答えると、それ以上雁夜に何か訊かれるのを拒むかのように、さっきまで遊んでいた子供たちの輪の中へと戻っていった。

「……」

不可解な凛の言葉に雁夜は声を無くした。ブローチを受け取るべきもう片方の少女は既に葵の娘ではなくなっていた。
二人揃って、雁夜に子犬の様にじゃれ付いて来る事も無くなった。遠坂葵の娘、遠坂桜は間桐の家に引き取られた。それが何を意味するのか、雁夜には直ぐに理解出来た。
間桐の家は土地が合わず、衰退していた。少
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