暁 〜小説投稿サイト〜
願いを叶える者(旧リリカルなのは 願いを叶えし者)
事後報告と新展開
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、入ってきたのは――――

「葵 蒼也です」「平賀 才人です」

俺のよく知る二人組だった。









「んで?何でここにいる?やっぱりゼウスの差し金か?」

放課後、男子寮の俺の部屋で蒼也と才人の3人で向かい合って話をしている。

「いやまあ、そうなんだけどさ」

「何か神様が行けって言ってきてさぁ」

「はぁ…」

想像通りでため息が出てしまう。
ゼウスの言うことも最もだが、俺個人としてはこの二人の人生を優先してやりたいんだがな。

「いやぁ、ユウジがいない間は大変だったよ」

「だよなぁ…大人のユウジが来たりとか」

は?大人の俺?

「なんの話だ?」

「ああ、こればっかりは言えないことになってるんだよ」

「何か時間軸がどうのって話だったぞ?」

「…まぁいいか。
それで、これからどうするんだ?」

「どうするって………どうしよう?」

「いや、俺に聞かれても…」

暫く沈黙が流れる。
この先の事…最終的には卒業しか無いわけだが、これは俺の問題だしなぁ…。

「そう言えばさ、最近起きた事件って何かある?」

「ん?………ハイジャック?」

確か理子がそんなことしでかした筈だったが…。

「ああ、まだそこだったんだね。
となるとアドシアードがもうじきってところかな?」

「…原作知識か。
確かにアドシアードがもうすぐ始まるし、その後に色々とイベントがあるのも確かだ。
何かしたいことでもあったりするのか?」

「いや、特にしたいことも無いんだけどさ…」

「なぁなぁ、俺強襲科に入ったんだけどどうすれば良いんだ?」

「ん?特にやることは無いな。
せいぜいランクにあったクエストを受けるか、訓練するかしかない」

「へ〜。じゃあ訓練でいいや。
久しぶりに俺の実力見てくれよ」

「あ、僕も頼むよ。
新技だって編み出したし、点数くれるとありがたいな」

「はいはい。また明日な」

そんなもん見れば直ぐにわかるっての…。
この二人も大幅に強くなったみたいだな。立ちずまいとか感覚が良いレベルだ。

「ただいま…はぁ」

そこで玄関から金次の声が聞こえてきた。
声からして帰り際に何かあったのだろう。

「お帰り。何かあったのか?」

俺は部屋から出て金次を労った。

「ああ………アリアがな……」

「まぁたあのチビか」

「何々?神埼さんが何かあったの?」

「お邪魔してまーす」

「おぁ……確か転校生の…」

「葵 蒼也だよ」「平賀 才人だ」

俺の後ろから続くように出てきた二人が金次の話に加わってくる。

「俺は遠山 金次。気軽に金次って読んでくれ。

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