暁 〜小説投稿サイト〜
歪みすぎた聖杯戦争
1話 運命の否定 運命への覚悟
[4/4]

[9] 最初 [2]次話
はっ??」

プッチがスタンドを発現させるが…反応がない

「な…なぜだッ!?ま、まさか……わ、私はすでに死んでいるからなのかッ!?」

(まずい…こ、このままでは時間を加速させられないッ!DIOの骨から手に入れた…「重力」を…いや、「時間」を操る能力のきっかけを、スタンドを失ってしまったのだッ!)

(……くそ…どうすればいいのだ……?)

困っているプッチに白服の男は含みのある笑みをつきながら話かてきた。

「お困りのようだけど 手を貸そうか?」

「………」

プッチにはこの男が何者なのかわからなかった
第一どうやったら死んだ人間を 魂だけを残して助けるなんて芸当ができる。いや、そもそも人間に出来ることなのか?

「お前は何者だ そしてここは何処だ? どうして私を助けたんだ??」

白服の男はやれやれと困ったと言わんばかり髪をかきながら ため息をついていた

「………君は一気に質問してくるね〜 まぁいきなりこんな所に連れてかれて驚かない方が無理か……」

「…ッ!おい 聞いているのか?さっさと質問に答えろ!」

「分かった… 君の質問に答えよう その前に君の名を教えてもらえないか?
こちらの質問に答えるのは、まず君が名前を言ってからだ。」

「エンリコ・プッチだ…神父をやっていた」

そう言うと白服の男は頷いていた

「プッチか……分かった!じゃあ今度は自分の番だね」

白服の男はそう切り出すと右手の人差し指を出しながらこう言った

「一つ、僕の名前はセカイっていうんだよろしくね」

セカイと名乗った男は右手の中指も上げて

「二つ、ここはあの世とこの世の中間地点 いわば異空間といっても正しいと思う」

異空間?? やはりここは天国ではなかったようだ…

「そして最後の三つ目、プッチを助けた理由は………」
そう言うと彼が左手を軽く横にあげるするとシャボン玉のような塊がフワフワと浮き上がってきたセカイはそのシャボン玉を軽くつつくと山や森や街といった映像が流れている

「……こ…これは?」

「プッチがいた世界とはまた違う世界 言うなれば平行世界といった所か」

「何故いきなりにそんな話を?」

そう言うと思いつめたようにセカイの表情が鋭くなった

「プッチ 君にはこの世界に行ってやって欲しいことがある」

「やって…欲しい?」

「そう君に聖杯戦争に参加してもらいたい」

男は訳もわからなさすぎるプッチに唐突に言い出してきた。


────そうセカイと名乗る男は言った''聖杯戦争''と

これが、運命を覚悟するものと、運命を否定するもの同士の奇妙な邂逅であった

[9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ