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チート戦艦の非常識な鎮守府生活
5.初陣ヒャッハー!
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弾、三番、四番が三式弾を。五番が一式徹甲弾を。結構万全......

「ありがとう。本当に助かったわ」
三人の艦娘、高雄、愛宕、龍驤が妖精さんに連れられ幾分か経った後第一艦橋にやって来た。
どうやら艦娘は修復が終わったみたいだ。
案内役の妖精さんがビシッと敬礼してトタトタと走っていった。うん。かわゆす。
「いや、当然のことをしたまでだ。そして感謝はうちの提督に言ってくれ。私は従ったまでだ」
「それでもよ〜?」
愛宕ってどんな時でも間延びするのか?まぁ、キャラがいかんせんたくさんいるからキャラ被りしないようにだと思うが......
「それより、貴女、艦種は戦艦だろうけど、艦名はなんて言うの?」
「機密だが、良いだろう。他言無用で頼む。私の名はアメストリア型戦艦一番艦アメストリアだ。名前こそ外国だが、艦影から分かる通り日本艦型だ。しかし私は第二次世界大戦の艦艇では無い」
「アメストリア.......ね。分かったわ。私達は偶然通りかかったパラオ鎮守府の艦隊に助けられた。今私達が乗っているこの戦艦は知らないし、見ていない、これでいいかしら?」
「あぁ。感謝する。さて、先程提督に報告したが、貴官らをパラオ鎮守府まで曳航し、完全に修理したのちトラック泊地に別の艦隊が護送する」
「.......いいの?」
「あぁ。提督の指示だ」

パラオ鎮守府近海に到着すると巡回帰りの第六駆逐隊と合流。一隻ずつ曳航してもらい、中型艦用ドック(地上)に入れ、地下のドックにて修理を開始。俺もドックに入り何時もの通り固定具で固定され、排水。板が割れ、下降してゆく。三人は驚愕していたが、これ位で驚くか?
確かに妖精さんには作れないレベルの建造物だ。しかしこちらには4900年の最新技術を蓄積した熟練の妖精さんがいる。これ位朝飯前らしい。前は一から星の建造や10000m級の宇宙戦艦を建造していたらしく、確かにと納得してしまった。10km超えの戦艦を考えたくないが。
「す、すごいわ...」
「わしも初めて見たで、地下にあるドックなんて」
完全にドック(地下)に入り、移動しなくなると工廠長が走ってきた。
俺は大破艦の艦娘を担架に乗せ妖精さんにすぐに運ばせた後、事情を説明する。
工廠長は久しぶりにまともな艦の修理ができるわいと言いながら工廠妖精さんを集めて素早く作業を開始。俺はそれを見送り三人を提督室まで案内してゆく。
面倒だが、人材不足は深刻なため仕方無い。
「提督、アメストリア只今帰港した。」
「入って」
三人を招き入れ、俺は扉の側に立つ。足を肩幅に開き、手を前方で組む。豊かな胸が道着で抑えられているとはいえ、多少持ち上げられる。ん?意外と重い...?まぁ、いいや。
足は流石に壁に寄りかかってつかないが、寄りかかる。疲れるんだ、立ちっぱなしって。

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