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チート戦艦の非常識な鎮守府生活
5.初陣ヒャッハー!
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も無かったかのように''
船体を抉り取り、爆発。5隻の深海棲艦が一瞬で消滅した。跡形も無く。

『え?』

これは艦娘達だけではなく、深海棲艦もそう言う声を漏らしたであろう。
驚きのあまり双方が砲撃戦を辞めてしまった。
そして更に黒煙から巨大な鋼鉄の砲弾が飛び出し、更に命中。赤いオーラを纏っていた深海棲艦を軽く抉り飛ばし、奥にいた深海棲艦をも纏めて抉り、爆発。深海棲艦は反撃をするまでも無く、
半分が一瞬で消えた。

ーーこれは戦争なのかしら?一方的な蹂躙か何かじゃないの?

と高雄は思う。無理も無いだろう。目視は到底出来ない黒煙から精確に砲弾が二発も飛んできたのだ。大和でも無理だろう。
「待たせたな。これより戦闘に介入する」
澄んだ声が響き、全員に聞こえて来る。そしてドス黒い黒煙から巨大、という言葉が足りない程の巨大な艦影が浮かび上がり、赤く光ったかと思うと白い音速の矢が飛翔し、寸分違わず深海棲艦に命中。大爆発を起こす。
「あ、あの艦影は何なのよっ!?」
だんだんと艦影がくっきりと見えてくる。一見大和型に見えるが、巨体さがそれを否定する。
艦首は500t近くの海水を一気に掻き分け、甲板に載る異質な存在感を誇る四連砲。本来主砲に使われる筈の46cmが副砲の位置に設置されている。
ハリネズミとも称された側面に隙間なく設置される30mm機関砲。
その巨大さと圧倒的な火力に全員が恐怖した。
「な、何あれ...」
「わから、無い....」
「何や、アレは.......」
そして四連砲が音も無く回転し、艦娘の艦隊に向けられる。
高雄は思わずその100cmは軽く超える砲口と目が合い、へたり込んでしまう。
「私はパラオ鎮守府所属の艦娘だ。貴官らの緊急救援通信を受信し、提督の命により参上した。被害状況を報告してくれ」
「わ、私はトラック泊地第三鎮守府所属の高雄よ!こっちは大鳳と摩耶、鳥海が大破。私達は中破。龍驤だけが小破よ」
「了解した。全艦の曳航を開始する」
全艦?艦娘の殆どが疑問に思っただろう。たった一隻で正規空母一隻に軽空母一隻に重巡四隻を一斉に曳航出来る艦艇がいるんだろうか?と。しかしアメストリアは違う。船体は4600mを超え、馬力は大和を20隻曳航してもあまり衰えない。高雄はまたも驚愕する。

ーーーーーーーーーーーーーーーアメストリアsideーーーーーーーーーーーーーーーーーー
heyheyhey!!!俺がアメストリアだ!
現在俺と''彼女''はとても気分が良い。何たって初の出撃なんだから。
「主砲起動!一式徹甲弾装填っ!ガンガンてぇー!」
衝撃が断続的に走り、砲撃が開始。10tの鋼鉄が黒煙を突き破りながら進んで行く。俺はとくに命中など気にせずに装填を急がせる。
「てぇー!」
更に発射。唖然と
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