暁 〜小説投稿サイト〜
チート戦艦の非常識な鎮守府生活
2.てーとく!浜に巨大な戦艦がっ!?
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の船は...何?海軍の新造艦?要塞?にしては人気が無い。うーん...
昨日の晩に座礁したんだろうけど、炎上し続けていて、妖精が頑張っているみたいだけど収まっていない。左側にひときは大きな穴があき、複雑な装甲が剥き出しになっているし、至る所に弾痕、
凹み、抉られた後、爆発した跡が生々しく残っていて、正直直視出来ないんだ。
あまりにも惨すぎて。外見は多分大和型に似ていて、側面には大量のバルカン砲?
そんなの効かないのに...

はっきり言って、大破だね。一体どの所属か分からないけど、助けなきゃね。
「電。一応武装を起動しておいてね」
「なのです」
ははは、しっかりと既に主砲である14cm砲を最大射角で艦橋に向けていたんだ。
僕達はあの穴から船内に侵入した。武装なんて持っていないんだし、堂々と歩く。
一応電の船体が主砲を向けているとはいえ、豆鉄砲だろうからね。

さて、この船内だけれど、
一切炎も回っておらず、正常そのものなんだ。
複雑な通路を警戒しながら進んでいくけど、妖精も一人も居ない。
しかも外見が古い癖にイージス艦みたいに近来感に溢れているんだよね。
時代があまり合っていないんだ。
でもキチンと動くエレベータが三基あった。その内の一基に乗り込み、第一艦橋と書かれた階のボタンを押すと自動で上昇してゆく。いやーよかったよ。まさかあの高さまで階段を登るのかなと覚悟をしたからね...

音も無くハッチが開き、地獄が一面に広がった。
窓のガラスというガラスは全て割れ、機械だったと思う物は原型を留めていないし、少し黒煙も入り込み、床は瓦礫で覆われている。
足を踏み入れる。ジャリ、というガラスの擦れる音が寂しく響き、共に気配を感じ取る。
そちらを見やると舵をとるための機械を盾にひょっこりの顔を出し、こっちを睨みつけている妖精が一人。困ったな...
「君達の艦娘はいるかな?僕はパラオ鎮守府の提督だよ。攻撃の意思はないから出てきて欲しいな」
すると、いろんな所から様々な服を着た妖精が出てくる。うわぁ、すごい数...
電も驚いているよ。
「司令官さん、妖精さんによるとこの先に居るそうなのです」
「そう.....行こうか」
ゆっくりと歩いていく。
幾つもの瓦礫、天井板だった物が重なり、地震の後みたいなんだけど、それを利用し、巧みに隠され、機械の後ろに倒れている少女。金剛型のように巫女服何なんだけど、こう、きちんとした正統派の巫女服だったんだろうけど、艦娘というのは船体とダメージがリンクしているから大分傷付き、至る所に火傷の痕や、出血があり、サラサラだったと思う長い黒髪が血に沈み、僅かに、本当に僅かに胸を上下されているんだ。かなり危ない。
この船体は現在進行形で炎上しているし、最悪轟沈判定が出るかもしれない。
僕はす
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