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チート戦艦の非常識な鎮守府生活
1.此処は誰?私は何処?
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りとした余分の無い身体。
そしてどこか作り物めいているほど整った顔立ちに濁り切った蒼眼、小さな鼻に薄らと桜色に染まっている唇。鮮やかで艶のある髪は腰まで降ろさていた。
凄く...美少女が唖然とした表情を浮かべていた。む?似合わないな。自然と表情を引き締める。
しかし、鳩尾あたりに鈍い痛みを感じ、現実に引き戻される。
「ぐっ......」
何故痛みが来る?側面の窓を覗くと真っ赤な炎を上げながら炎上する艦橋があった。
「何故この艦は攻撃をしない?」
またあの妖精が突いてくる。今度はなんだ...?
''貴女がこの艦の艦娘ですっ!だから貴女が動かさないとこの船はただの的ですっ!''
とのことだ。やっぱり、艦娘か....
''この戦艦はアメストリア國アメストリア海軍アメストリア型戦艦一番艦、アメストリアですっ!''
アメストリアって何---

ドコォォォォォォォォォォオン!!

「いやぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!」
艦橋に俺?の悲鳴が響き渡る。
両側面の背後から攻撃を喰らい、猛烈な痛みに襲われる。
背中は焼かれるような痛みがズキズキと染み渡り、大変痛い。辛うじて後ろを見ると、後部甲板が炎上し、あの主砲?は無事だが、副砲と思われる巨砲が大破。甲板にあった四角いミサイルハッチが一部爆発。船体ごと削り取った。
側面も艦橋群が至る所から煙を上げ、火災を引き起こしている。
「......ゲホッ...妖精さん、でいいか?」
''はいっ!''
「すぐに、応急、修理要員を、回してくれ。」
とりあえず艦これの世界なら居るはず。
現時点でこのアメストリア?は小破。十五、六ヶ所から炎上。
武装も二、三十門が爆発、故障、大破し使えない。
そして浸水量も凄まじく、すでに二度傾斜している。
妖精さんに指示を出しながら立ち上がる。まずは敵、新海棲艦の数と規模を捕捉。




詰んだ。

戦艦レ級が二隻にタ級が五隻、ル級が十隻空母ヲ級が七隻に重巡リ級が五隻、ヘ級が十隻。
駆逐二級、ハ級が二十隻ずつ。全て?lite。
''私''は明確な死、と言うものを自覚した気分だ。
動けなくなり、不本意ながらもその場にへたり込み、両目から大粒の涙を流してしまう。
死にたくない.......なら、殺すしかない。やらなければやられる。それが戦場だ。卑怯、小癪というのは負け犬の喚きでしかなく、正義は勝った者が初めて手にする。なら、その勝つ者になろう。
「全艦、戦闘用意っ!主砲全基起動!一式対艦徹甲弾装填っ!」
それを機に妖精さん達が一気に慌しくなり、散開。
スムーズに五基の主砲が回転し、それぞれの獲物に向けられる。そして自動で砲身が上昇し、
弾道計算の元、命中率の高い角度に上がる。
そしてガチンッという音がなり、巨大な砲弾が装填。
「て
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