暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜狩人と黒の剣士〜
番外:白いW/それぞれの誓い
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ぎ、その場を後にした。

ミヤビsied

私はライトが消えるのを見たのち、家に入っていった。
「……」
無言でリビングに入り、水を飲む。
「……ライトのせいじゃ、無いのに」
私は何故あんなことを言ったのか解らなかった。
すると、騒ぎを聞き付けたのか、黒の方のライトが降りてきた。
「どうしたミヤビ?」
「……ううん、何でもないよ」
笑顔を見せて、ライトに言う。
「……なら良いけど。あんまり、彼奴を邪険にするなよ。それと、暫く休んだらどうだ?」
「……ううん。あと少しだけ、ダークの跡を探してみる」
私はそう言うと、ライトはやれやれと首を振って上に戻っていった。
「……よし」
私は気合いを入れ、またリビングのソファーに横たわり、目を閉じた。

ライトsied

「ゴメン……」
「当然だよね……」
俺達は二人して落胆していた。
まぁ、愛しい人を殺されたらそれはそれでなぁ……。
「ねぇ、どうにかしてダークを喚べないの?」
新羅は言うが、首を振る。
「無理。彼奴の身体の在処は今も行方知れずだし、もし仮に在ったとしても動かせねぇ……」
と言うか結構マジで焦がした記憶が在る。今更ながら反省。
「そっか……」
新羅が顔を下げると、俺はベッドから降りて、扉を開けて部屋を出ようとする。
「どこいくの?」
「……少し、買い物」
嘘だ。本当は、あの戦いの在った場所にいく。それを正直に言うのは憚れた。
「……そう。行ってらっしゃい」
新羅は笑顔で言うと、頷いて返した。









†††









最南端・無人島。

雷撃となって戦いの場に赴いた俺は、すぐに捜索を始めた。
広域なので、かなり時間が掛かると思われたのだが……。
「お前……ずっとそこに居たのかよ……」
ダークの身体はすんなりと見付かった。
最も戦闘が激しかった場に、その身体は横たわっていた。
「……後は」
俺は急いで支度をすると、手を心臓に向けた。
「一か八か……!『雷帝【エクルシオ・ヴォルテクス】!!」
途端、俺とダークの上空に、とても雷撃とは思えない程の稲妻が降り注いだ。

ミヤビsied

「……ん」
私はいつの間にか寝ていたらしく、ソファーに寝転がっていた。
髪はボサボサになっており、ダークが好きだった髪がボロボロだ。
「……ハァ」
溜め息一つ着くと、掛けられていたコートを見る。
「……え?」
それを見た私は外に出る。
掛けられていたコートは、嘗て私が造ったコートだった。激しい戦闘があったのか、ボロボロになっていたが、それはまごうことなき、『シャドウ・オブ・シルバー』、【暗黒の銀】だった。
もしやーーーーー。
そして、それは真実と知った。
玄関
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