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ソードアート・オンライン〜狩人と黒の剣士〜
番外:白いW/それぞれの誓い
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ライトsied

『過去、未来、現在。俺は永劫にお前を愛す……結婚してくれ、新羅』
『……っ!はい……っ!』
新羅が卒業したその日、俺が新羅に結婚を申し込み、晴れて結婚することとなった。
まぁ、その間に、親間での抗争が在ったのをどうにかいさめて今に至るわけだ。
そして今日。俺はある事件に襲われる。
「……結婚式かぁ」
「ゴメンね……お母さんがどうしてもって言って……」
新羅が頭を下げて呟く。
ホワイトデーの今日。
珍しく俺の方が休暇が取れ、新羅も予定が空いていたので、数年前のバレンタインのお返しを買いにいくこととなっていたのだが……新羅の母親から結婚式をあげてほしいと言われたのだ。
「……つーかなぁ。もう今更って感じだよな」
「そうだよね……」
溜め息を付くと、俺は言う。
「……取り合えず知り合いには連絡いれてやるしかないか」
スマホを取り出すと、そこで手を止めた。
「……あー、しまった。俺が殺したんだった……」
「ダークのこと?でも、不死身じゃ無かったっけ?」
ダークが不死身なのはあくまで神としての力があってこそ。
あの時は既に人間同等の身体でしかなく、不死身では無くなっていた。
「……兎に角、別世界の方に連絡入れてみるか」
「あ、それならミヤビちゃんは?」
新羅が提案する。
「ミヤビ?……あ、そっか。彼奴も神だっけ。威厳ないけど」
途端、俺の背に猛吹雪が起きたような感じがして、すぐに振り返るが、どうやら勘違いだったらしい。
「……兎に角、旧ダーク家に行ってみる。多分承諾はしてくれるだろうし」
「解った。でも、気を付けてね……?」
新羅は言うと、俺は頷いて頬にキスをした。
これから死に逝くような物と解っていて。







†††






旧ダーク家

「……変わらないな、此処も」
旧ダーク家。現在では、ミヤビ達異世界人らが占拠している、言わば異世界人専用住宅になっていた。
が、ダークの私物は残されたままで、誰も手をつけた様子は無い。
すると、突然玄関からブリザードが放たれた。
「うおっ!」
帝雷壁で防ぐと、そこにミヤビが立っていた。
「……どの面付けてここに来た、人殺し!!」
ミヤビは睨むと、近付いてくる。
「ライト……私は許さない。ダークを殺したことに!!」
「……彼奴も望んでいたことだ。それに、『一つの世界に二つの異能力者は存在してはならない』……それが彼奴の守護者としてのルールだった」
「……そんなの知らない!!ダークはっ!ダークは私の大切な……!」
そこまで言うと、ミヤビの目から涙が溢れた。
「……返してよ。ライトの命でダークを返してよ!!出来なきゃ、二度とその姿を現さないで!!!」
ミヤビが叫び、ブリザードを放つと、俺は防
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