暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアートオンライン 無邪気な暗殺者──Innocent Assassin──
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〜絶望と悲哀の小夜曲〜
災禍の鎧
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とを言った。

「調べてくれたら、この二人撮影用に貸すからさ!」

「今日中に報告しよう!」

即答だった。

この上なく即答だった。

しかも、何を思ったか、鼻からはとぽとぽと鼻血が滴っていた。

「え……ちょっ……待っ──」

「ありがとう、ムッツリーニ!いい報告を待ってるよ」

慌てて止めようとするテオドラを無視して、ガシッと男の握手をする二人。

はたから見ればかなり青春っぽいが、実際はかなり汚い。

もう事態が、後戻りできないところまで進行してしまったのを悟り、がっくりと肩を落とすテオドラの肩にポンと置かれた手があった。

振り向くと、テオドラに負けず劣らず諦めの光を目に宿らせユウキの顔があった。

ユウキは静かに首を横に振った。

いっそう肩を陥没させながら、テオドラは負け惜しみのように言った。

「今日中に、《災禍の鎧》の現在位置なんて割り出せるのか?」

ムッツリーニは、その問いににやりと不敵に笑い、瞳をきらーんと自信満々の光に包ませながら

「エロに限界はない!!」

言い切った。
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