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リリカルアドベンチャーGT〜奇跡と優しさの軌跡〜
第九十五話 究極の合成獣
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キメラモンカオス[今の一撃はよかったぞ…だが…]

グレイドモンをスカルグレイモンの腕で殴り飛ばす。

キメラモンカオス[貴様の力不足だ…]

Bウォーグレイモン[化け物か貴様…!!]

あまりの強さにブラックウォーグレイモンですら顔をしかめ、吐き捨てる程であった。

キメラモン[化け物…?違う、俺は全てを超える最強の破壊神だ!!]






























大輔「痛てて…賢、大丈夫か?」

賢「あ、ああ…何とかな…」

大輔「ぐっ…口の中が切れちまった…畜生…」

大輔は口の中に溜まった血を吐きだすと、立ち上がる。

賢「しかし、パイルドラモンですら歯がたたないなんて…すずかとアリサは大丈夫だろうか…?」

大輔「あいつらなら大丈夫、信じろ…さて、どうするか」

パイルドラモンの攻撃すらまともに効かず、一撃を受けただけで退化してしまう程だ。
再びジョグレスしても結果は同じだろう。
大輔と賢は策を練り始める。
あの怪物を倒すための策を。































ディノビーモン[イリタントバズ!!]

エアロブイドラモン[ブイブレスアロー!!]

メガログラウモン[アトミックブラスター!!]

三体の必殺技が炸裂した。
煙がキメラモンカオスを覆う。
しかし、キメラモンカオスは笑いながらメガログラウモンとディノビーモンを殴り飛ばし、エアロブイドラモンを掴んで、握り潰そうとする。

エリオ『母さーん!!』

ダスクモン[ブルートストライク!!]

グレイドモンとは違い、レーベモンからスライドエボリューションしたダスクモンの斬撃はキメラモンカオスのクワガーモンの腕の切断に成功した。

エリオ『やった!!』

喜色を浮かべるエリオだが、すぐに表情は驚愕に変わる。
キメラモンカオスの切断された腕が再生したのだ。
ダスクモンも驚愕したが、そこは歴戦の戦士。
直ぐさま距離を取る。

ダスクモン[破壊神というのは伊達ではないらしいな…]

ダスクモンの脳裏にある選択が過ぎる。
進化するかと。
最終手段が選択肢として脳裏を過ぎったが、それこそ一番やってはいけないと、ダスクモンは首を振ってアイディアを思考から締め出した。
あんな理性無きおぞましい姿は断じて他者に見せられない。
己の完全体の姿は、それ程までに醜悪で他者に見られたら最後、プライドが切り刻まれる。

メガログラウモン[ダスクモン、危ねえぞ!!]

パンジャモン[そこから離れろ!!]

ダスクモン[っ、
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