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魔法少女リリカルなのは 絆を奪いし神とその神に選ばれた少年
第七話 甦りし記憶
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か……?」
そこで私は疑問を持った。
そこにあったのは机。おそらくは橘の勉強机だろう。その机に倒されている写真立てがあったのだ。数は五つ。
「これ、写真立てだよね……」
「ええ、でも写真立てって写真を入れてそれを見る為の物なのに……」
こんな風に置いていたら見えない。
あいつ、何でこんな風にしてるのかしら?
私はそんな疑問を持って写真立ての中身を見る。
そこにあった写真には私とすずかが黒髪の男の子に抱きついている写真だった。
後ろにはパパとママ、以前見たすずかのお姉さんである忍さんもいるから間違いない。
他の写真に出てきている人物にも見覚えがあった。
というより、いつも見ている顔ぶれ。
なのは、フェイト、アリシア、はやて、そしてるい。
皆が、本当に嬉しそうに写真の中で私が抱きついている男の子と一緒に写っている写真があった。
これ、何なの……?
─────────その時私の中の何かが、カチリと嵌まる音が聞こえた。
記憶が戻ってくる。
豪華な部屋。そんな部屋には似合わない雰囲気を纏っている男の子。紫の髪の女の子と一緒に遊んでいたら誘拐されて……その男の子に助けられた。
最後に男の子はこう言った。
『約束は守る……今度、こんな事が起こっても絶対に守ってみせる』
その男の子の顔を思い出して……。
「あ、アリサちゃん……」
すずかは私に困惑した顔を向けるが、私はそんなすずかに目もくれずに
「っ!!」
私は、全の部屋を飛び出した。
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