旧校舎のディアボロス
一章
第九話 新しい家族と仲直りです
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に入り小猫ちゃんは困惑した面持ちだった。
「黒歌姉様……」
「白音……」
黒歌と小猫ちゃんはお互いに何も言えないでいた。
「サトシ、これはどういう事かしら、なぜランクSSの逸れ悪魔がここにいるのかしら?」
「とりあえず部長達の疑問には全て答えるので落ち着いて下さい」
俺がそういうと、みんなとりあえず座ってくれた。まぁまだ納得はしてないみたいだが。
「それでは改めて紹介します、彼女はSSランク級逸れ悪魔の黒歌。彼女の罪状は最も罪の重い王殺し、大抵の者の場合は私利私欲で罪を犯します。もちろん俺はそんな奴には、同情も共感もしてやるつもりはありません。なので少し聞いてもらいます俺と一匹の黒猫との出会いを」
〜sidout〜
とある所に、一人の猫又その中でも強い力を持つ猫?と呼ばれる種族の妖艶な雰囲気を持つ黒歌という少女がいた。黒歌はある上級悪魔に魅入られ悪魔に転生した。転生した黒歌は僧侶として活躍していた。だが、黒歌の王は異常なほどに強さに固執していた。
「黒歌、もっと強くなれ」
「黒歌まだ足りない、もっと強くなるんだ」
「黒歌、まだまだ足りない、もっとだもっと強くなるんだ!」
というようにその固執は異常だった。そしてその力の固執は最悪な方向に向いて行った。
「黒歌、君は猫?だ猫又の中で強い力を持っている。なら、君の妹は君よりすごい才能を持っているって話だから彼女をここに連れて来てくれないか?君が仙術の全てを教えそしてそれを僕が使ってあげるよ」
と、黒歌は自分の事は我慢が出来ていた。だが、他人特に親族に対しての慈愛が深くこの時の黒歌には怒り以外の感情は無かった。そして、黒歌は眷属悪魔が最も重い罪、王殺しを行ったのだ。
王殺しを行った黒歌ははぐれ悪魔となり他の悪魔たちから追われることになった。けれども黒歌はそれで良かった。妹の白音現在では小猫が普通に暮らしていければそれでよかった。ただそれだけの願いだった。けれども現実はそうもいかなかった、何と白音が悪魔たちに拘束されたのだ。しかも拘束理由は単純に黒歌の妹で黒歌以上に仙術の才能がある可能性ある。ただそれだけだった。そしてそれだけのことで刑が執行されることになった、刑の内容は処刑それはあまりにも残酷なことだった。
だがそれを知った黒歌には何もすることは出来なかった。あまたの悪魔、堕天使たちに命を狙われ自然に冥界から遠ざかっていった。そして身も心もボロボロになっていった黒歌は人間界で一人の男に出会った。男は事情は聞かず何日も家に黒歌を置いた。
そして数日が経ち黒歌は自分の正体、自分が置かれている状況、自分の今の目的を話した。すると男は口を開いた。
「お前が悪魔だということは最初から知っていた。だが
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