旧校舎のディアボロス
一章
第九話 新しい家族と仲直りです
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次の日、俺はレイナーレを連れ部室へと向かった。部室には片方のソファには朱乃さん、小猫ちゃん、木場、そしてアーシアが座っており、いつもの席に部長が座っていた。
「それでは始めましょうか」
俺たちが座ると部長がそう言った。実際レイナーレの判決をアーシアに問うのは単刀直入だった。
「単刀直入に聞くわアーシア、貴女子の堕天使レイナーレが貴女にした仕打ちを許せるの?」
「えーっとその……」
アーシアは部長の問いに戸惑っていた。それもそのはずだ、いきなりそんな質問を投げかけられてYes,Noと瞬時に応えられる人も少ないだろう。
「わ、私はレイナーレ様が今までやってきたことをきちんと悔い改めればきっと主はお許しになるはずです。私はそうしてくれればそれで構いません。それにレイナーレ様にもきっと事情があったはずです、私はそれが知りたいです」
「そう、貴女の気持ちは分かったわ。それじゃあサトシ貴方がレイナーレから聞いた話を教えてくれ貰えるかしら」
「わかりました」
俺は昨夜レイナーレから聞いた話をそのまま話した。
アーシアや何故か小猫ちゃんが少し困った顔をし、部長、朱乃さん、木場が難しそうな顔をしていた。
「それでサトシその話は本当なのかしら?」
「本当だと思いますよ」
「その根拠は?」
「昨夜レイナーレから話を聞いている時に、レイナーレの心の中を少しだけ覗かせてもらった時、その話と全く一緒の記憶が見えたので間違いないかと、どんな生物も記憶は誤魔化せないんで」
その話をすると、レイナーレはいつの間に!と言った顔をしていた。まあ、それはそうだろうな許可なんか取ってないし。
「サトシ先輩サイテーです」
「流石に僕もそれは無いかなー」
「えっと…なの、その…」
何故か部員のみんなからは、俺の行動はかなり不評のようだった。
「まあ良いわ。サトシもアーシアも自分のされた事は水に流すと言ってる事だし、とりあえず今回は私も見逃してあげる。ただし、次に妙な事をしたら……」
「分かっています」
レイナーレがそういうと、部長は息を吐いた。
「そう、だったらこの話はおしまいにして、アーシアの…」
「すみません部長、その前に一つ良いですか?」
「何かしらサトシ」
「みんなに会わせたい人が居るんだ」
「……分かったわ。アーシア悪いけど歓迎会はまた今度で良いかしら?」
「はい、私はそのお気持ちだけで嬉しいですリアス部長」
「そう、だったら早く呼びなさいサトシ」
「わかりました。出てきて良いぞ黒歌」
俺がそういうと、黒歌は何処からともなく現れた。そして、その手には緑色の大きなマントがあった。
そして、黒歌を見たみんなは驚愕し、アーシア以外は臨戦態勢
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