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オッス!オラ、フリード!いっちょ踏み台すっぞ!!
ラブリーマイエンジェルゼノヴィアたん
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いる複数の生徒、無傷で立つ俺…

「ち、違うんです!調子に乗ってたからしめた…じゃなくて、正当防衛で」

「ゼノヴィアさんから話は聞いています。詳しい話は、明日聞きましょう。とりあえず、貴方たちは帰りなさい」

明日、俺の人生踏み台やる前に終了のお知らせ。

「か、帰ろう。ゼノヴィア」

「うん。ありがとう。助けてくれて」

ああ〜心がきゅんきゅんするんじゃあ〜。…さて帰ろ。



◆◇◆◇◆


私は、驚きを隠せなかった。隣のクラスのゼノヴィアちゃんから、体育館裏でフリード君が危ないから助けてくれと言われたことも驚いた。だが、もっと驚きだったのは、フリード君が無傷で立っていたことだった。

気絶している子供を見ると、上級生の子供だった。しかも、戦闘では上位に入るほどの子たちだった。素行があまり良くなくて学校側としては悩みの種だったわけだが。そんな子達を武器も使わず、無傷で倒すことができるなんて…それにフリード君は、まだ入学してばかりの一年生だ。何かの間違い、という言葉でかたずけるのは簡単だった。だが、この状況を目にすればそうは言えない。

彼には戦闘の才能があるのだろう。さて、どうしたものか。

「ストラーダ猊下に相談してみるか」

あのお方なら、フリード君を導いてくれるだろう。私はそう考え、ヴァチカンにいるあの方と連絡を取ることにした。
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