第九話。改変された物語
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、後でいいかな?」
そう呟いた詞乃ちゃんの方を見ると。
しゅううう、と黒い煙が詞乃ちゃんの手首から溢れ、傷口はすぐ様塞がっていく。
やはり一之江の攻撃は効いてないようで、リサやブラドのように無限回復力を持っているようだ。
傷つかないロア。
そんな存在の詞乃ちゃんに一之江を一人残して戦わせる事に不安や焦りがあるが。
「ご主人様……」
不安そうな顔を向けるリサの手を引いて部屋から飛び出した俺は廊下を駆け出した。
俺達の後ろに張り付くようにタッくんとミーちゃんが続いて走り抜けていく。
たくさんいる村人達が床の上に転がるその廊下をひたすら走り続けていく。
自治会館の前で待つ、音央と合流する為に。
たった一人、殿を務める為に残った一之江が作ってくれた逃走経路の中をひたすら走っていく。
無事に、この村から脱出する為に……。
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