嫁と不死鳥
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幻聴した。
「…………帰りましょう」
嫌に静かな時間が数十秒続きリアスは言った。
他の皆もそれに頷き、何も言わずリアスの後を追った。
白音まで。
いや、一誠は「明日覚えてろよワレェ」みたいなことを視線で送ってきたが。
さて、済ますこと済ますか。
「ご両親の時間がある日知ってるか?」
そう俺が訊ねると、誠菜は俯いていた顔を上げた。
綺麗な鳶色の瞳で俺を見つめてくる。
「……あ……ぇ……ぇっと…た、たぶん………あし………た……」
か細い声で誠菜は言った。
「じゃあ、明日の授業が終わって1時間後くらいに伺ってもいいか?
ご挨拶しないといけないからな」
ボフンと湯気が出てきそうなほど顔を真っ赤にする。
「い、いい、い、はは、はいぃ!」
あわっあわあわ、と慌てていたので体を離す。
うん、まぁ、今日は送ってこうか。
護衛の意味も含めて。
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