暁 〜小説投稿サイト〜
ヴォルデモート卿の相棒
9と3/4番線からの旅・後編
[6/6]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
が正反対だとわかる。クレスとアレクがどうして友達関係にあるのかいくら考えてもハーマイオニーには理解できない。

「う〜ん……私とクレスとジークは友達と言うより家族なんだよ」
「家族?」
「うん。私達三人とも両親がいなくて、ある人に引き取られたの」
「そ、そうなの……」

踏み込んではいけないことを聞いてしまったと思ったのか、ハーマイオニーがバツの悪そうな表情になる。

「それからね、ハーマイオニー」
「な、何かしら」

アレクはハーマイオニーの目をしっかり見据えて言い放った。

「そんな風にお高く振る舞ってたら、友達なんてできっこないよ。自分から歩み寄ることを覚えなきゃ」
「!? …………〜〜〜〜っ! 余計なお世話よ! 着替え終わったのならさっさと出てって!」

アレクに諭すように言われ、ハーマイオニーはしばらく首をを握りしめられたような表情をした後、顔を真っ赤にして怒鳴り散らした。

「うん……着替え手伝ってもらってありがとね」

そう言うとアレクは悲しそうな顔をしながらコンパートメントから出ていった。




「………………だったら、いったい私はどうすれば良いのよ…………」

ハーマイオニーは泣き出しそうな表情でうつむくだけであった。






そしてとうとう、汽車はホグワーツに到着した。
[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ