9と3/4番線からの旅・後編
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が正反対だとわかる。クレスとアレクがどうして友達関係にあるのかいくら考えてもハーマイオニーには理解できない。
「う〜ん……私とクレスとジークは友達と言うより家族なんだよ」
「家族?」
「うん。私達三人とも両親がいなくて、ある人に引き取られたの」
「そ、そうなの……」
踏み込んではいけないことを聞いてしまったと思ったのか、ハーマイオニーがバツの悪そうな表情になる。
「それからね、ハーマイオニー」
「な、何かしら」
アレクはハーマイオニーの目をしっかり見据えて言い放った。
「そんな風にお高く振る舞ってたら、友達なんてできっこないよ。自分から歩み寄ることを覚えなきゃ」
「!? …………〜〜〜〜っ! 余計なお世話よ! 着替え終わったのならさっさと出てって!」
アレクに諭すように言われ、ハーマイオニーはしばらく首をを握りしめられたような表情をした後、顔を真っ赤にして怒鳴り散らした。
「うん……着替え手伝ってもらってありがとね」
そう言うとアレクは悲しそうな顔をしながらコンパートメントから出ていった。
「………………だったら、いったい私はどうすれば良いのよ…………」
ハーマイオニーは泣き出しそうな表情でうつむくだけであった。
そしてとうとう、汽車はホグワーツに到着した。
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