エピソード29 〜万丈目去る〜
[4/11]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
だったのだ。紫苑たちに伝えなきゃ、ミッションクリアじゃない……はず。
「ていうことで、ついて行きますよ?」
「はぁ〜、教師的には素直に授業に戻って欲しいんですが……。まぁ、弟の紫苑君もいるようですしね、仕方ないにゃ。」
「はーい!」
ため息混じりの大徳寺先生の言葉に元気よく返すと紫苑たちが向かった森の方へと駆けていく。
◆◇◆
万丈目を探していたはずなのだが……。な、ぜ、か、森ではサルもといSALと十代のデュエルが行われている。
途中経過はこうなっている。
十代
LP4000
手札一枚
魔法・罠伏せ一枚
場
『E・HERO フレイムウィングマン』
『フレンドッグ』
SAL
LP300
手札五枚
魔法・罠
『エンペラー・オーダー』
『補給部隊』
場
『森の狩人 イエローバブーン』
SALのライフは十代の攻撃によって1000以下まで減らされているが、手札がデュエルの開始時と変わらない5枚。そして、手札に『カゲトカゲ』と『ナチュル・コスモビート』が、場に『エンペラー・オーダー』が存在することから、モンスターを召喚するたびにドローすることができる。それによってSALのハンドアドは十代よりさらに大きく上回る事になる。この勝負まだどちらが勝つかわからない。
「ワタシのターン、ドロー!手札から『怒れる類人猿』を通常召喚!さらに手札の『カゲトカゲ』の効果を発動!『カゲトカゲ』の効果にチェーンして、『エンペラー・オーダー』の効果発動!」
「うわっ、またあのドローコンボっす!?」
翔の驚きの声も気にせずにSALがさらにチェーンを重ねる。
「手札から速攻魔法『サモンチェーン』を発動する!このカードはチェーン3以降に発動でき、このターンの三回までモンスターを召喚できる。チェーン処理に入る。『サモンチェーン』の効果で三回まで召喚権が増え、そして『エンペラー・オーダー』の効果で『カゲトカゲ』の効果は無効となり、一枚ドローする!」
「や、やばくないかコレ!?」
さすがの十代も焦りを感じ、汗を浮かべている。
『強欲なゴリラ改め、ゴリラの宝札ですか……。』
なんだそれ……。
けど、上手いな。カゲトカゲとのコンボで召喚するたびにドローできるから、手札にモンスターさえこれば最低でも三枚ドローできる。
「二度目の召喚権を行使し、『ファイターズ・エイプ』を召喚!さらに『カゲトカゲ』の効果発動し、チェーンして『エンペラー・オーダー』の効果発動!『カゲトカゲ』の効果を無効にし、ドロー!さらに手札から『スクラップ・コング』を召喚し、自壊効果が発動。チェーンして、『エンペラー・オーダー』!さらに『カゲトカゲ』の効果発動!さらに『エンペラー・オーダー』の効果を発
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ