桃子、仕掛ける!
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って自分の姿を鏡で見てみた。
すると自分の乳首が豆電球のように光っていたのだ。
「何よ、これぇ〜!?」
アオイは恥ずかしくなって再び手で隠した。
イルミネーションプラスが言ってたように、確かにパワーアップしていたようだ。
ディメンションパワーを身にまとっているアオイにダメージを与えているのだから。
アオイはディメンションパワーを発動させて再びブラを身につけた。
「かすっただけなのに……」
桃子は唖然と立ち尽くした。
「桃子ちゃん、ごめん」
そう言うと、今度はアオイが桃子のパンツをスカートごとずらした。
「きゃあっ! な、何をするんですかっ!?」
桃子はとっさに前を両手で隠したがお尻は丸出しだ。
「うわっ!」
コスチュームの防波堤がなくなると一気にお尻の光は決壊してきた。
いきなり見たからなのか昼間見たときより輝きを増している気がした。
「もしかして少しだけど、光ってる範囲、広がってない?」
「えっ?」
自分のお尻を振り返って覗いてみるがイマイチよくわからない。
「どうでしょう? わかんないけど……」
真剣な眼差しを自分のお尻に向ける桃子だったが、その格好がアオイには少し滑稽に映ってニヤニヤしてる。
「アオイさん、どうしたんですか?」
「いや別に……」
そうは言っているがその視線からアオイの表情の意味を読み取って急に恥ずかしくなった。
桃子は顔を真っ赤にして、慌ててパンツとスカートを元にずり上げた。
「仕方ないじゃないですか! アオイさんのおっぱいだって十分おかしいですよ!」
3.
その日、桃子はアオイの家に泊まった。
やはりずっと一緒の服を着てるのをごまかすのは大変だということが一番の理由だった。
それに加えイルミネーションプラスを退治する作戦を考える必要もあった。
あの後、桃子とアオイは一緒にお風呂に入り、ライト人間化の進行具合を確かめた。
姿見の鏡やお互いの目視で確かめたりした結果、結論は確実に進行しているということだった。
桃子よりもアオイの方が進行具合も早そうだということがわかった。
しかし、それはつまりイルミネーションプラスが確実に進化してきているということだ。
ライト人間化の進行を考えればそれほど猶予は残されていない。
それに加え、イルミネーションプラスの進化具合を考えれば、早期に勝負を決めなければ勝機は薄くなることも明らかだった。
「明日、決着をつけるよ!」
「はい、アオイさん」
2人はそう心に決めてコスチュームのまま眠りについたのだった。
次の日、朝、健太は早起きだった。
というよりあまり眠れなかったという方が正しい。
美紅とのデートのことを考えると緊張してしまって寝付けなかった。
毎日のように一緒にいるけれど、デートを意識してでデートをす
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