星屑編 導入
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……え? う、うち……魔女なのに……ついていってもいいの?」
「魔女でもいい、少なくとも俺は魔女かどうかは気にせん。で、どうなんだ? 来るのか?来ないのか?」
「い、行きたい。うち、サバタと一緒に行きたい!」
「そうか」
うちの決意を淡々とした様子で受け止めるサバタ。まあ、彼の頭の中ではうちの力を使えば探し物を早く見つけられるといった打算もあるのだろうけど、うち自身はそれでも構わなかった。彼の役に立てるのなら、ずっと嫌ってた“星読み”の力も使いこなしてみせる。何も出来ないうちじゃ、それしか彼に報いる方法が無いから。
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〜〜Side of サバタ(一時休憩)〜〜
「これが“ひまわり”……アイツとの腐れ縁が始まった瞬間だ」
ザジと初めて出会った頃の話を終えると、はやてもなのはもアリサもすずかも、ヴィータもシグナムもシャマルもネロも凄まじく号泣していた。ザフィーラは渋く唸るだけだったが、目の端に水滴が浮かんでいた。
「おいおい、まだ序章だぞ。こんな調子で最後まで持つのか、おまえ達?」
「初っ端からこんな哀しい話されて泣かんヤツがおるかぁーーー!!! うわーん! ヴィータァァァ!!」
「うわぁぁぁん! はやてぇぇぇーーー!! 色々辛すぎるよコンチクショー!!」
「ぐすっ、ヒック……! 酷いよ……親に殺されそうになるなんて……! そんなの悲しすぎるよぉーー!!」
「さ、サバタ……あんたどんだけイイ奴なのよ……! そういえば私達が誘拐された時とザジさんが人狩りに捕まった時って、結構シチュエーション似てるわね!」
「ザジさん……魔女の力を生まれ持っていたせいでこんな目に……! でも……月村の血をコンプレックスに思ってた私と彼女の境遇にはすっごくシンパシーを感じます!」
「サバタ! おまえは立派な騎士だ! ベルカの騎士としてこの私が認めるッ!!」
「世紀末世界でも変わらない悲しい人間の性質、今の話でよく伝わってきました……。そしてサバタさんの愛情がどれほど深いものなのか、それもわかって……ぐすんっ……きました!」
「うむ……兄上殿は漢の中の漢だ。誰が何と言おうと、俺はそう宣言しよう」
「昔から兄様は……我々が尊敬する兄様だったのですね……! あなたのような方に出会えて、私も主も幸せです……!」
ここには心優しい連中が多いせいか、妙に絶賛されてしまっている。何度も言うが、当時の俺はクイーンの下で、暗黒仔としての修業に励んでいたんだぞ? つまり人類の敵として活動していたわけだが……しかし最終的に見たら少し違うかもしれない。
「さて、これからは当時の俺が集めていたもの、その話を始めよう……」
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