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ヴォルデモート卿の相棒
ダイアゴン横丁
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、アレクとクレスは踏台
から飛び降りた。

「じゃあな」
「バイバイっ」
「あ、ああ……ホグワーツでまた会おう」

まだバツが悪そうな少年のセリフを聞き流し、二人は店を出る。

「さてと、入学準備は整ったな」
「……うん」
「……あのなアレク、一つ言っておく」
「……?」

目に見えてしょんぼりしているアレクに呆れたように溜め息をついた後、クレスはアレクの目をまっすぐ見て言う。

「お前は一人じゃねぇ。少なくとも俺やジークやルーチェさんは……お前の家族だ」
「…………うんっ♪」

クレスのぶっきらぼうな励ましに、アレクは心の底から嬉しそうに頷いた。

「さて、先にルーチェさんとこ戻るか」
「あれ? ジークはほっといていいの?」
「あいつまだ採寸とか色々残ってんだろ、付き合ってられるか」
「ものぐさだなぁ」

待ち合わせ場所『漏れ鍋』に向かって歩きだしたクレスに、元気を取り戻したアレクは後ろからついていく。




これがクレスレイ・エシャロットとアレクサンドラ・マッキノンの、ハリー・ポッターとドラコ・マルフォイとの初邂逅であった。
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