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遊戯王GX〜鉄砲水の四方山話〜
ターン19 鉄砲水と『D』と冥界の札
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 D−HERO ダッシュガイ 攻2100

「だがこれだけじゃない、ドレッドガイの攻撃力は自分フィールドのD−HEROの全攻撃力の合計になる!」

 D−HERO ドレッドガイ 攻0→3500 守0→3500

「これで形勢逆転さ。おっと、先に言っておくがドレッドガイを特殊召喚したターン、全てのD−HEROはドレッドガイのもう一つの効果であるドレッド・バリアに守られてあらゆる手段で破壊できず、僕の受ける戦闘ダメージも0になる。どうやっても突破はできないのさ」

 うわあ悪い顔。というのは置いといて、さすがにプロデュエリストだけのことはある。あっという間にあんな上級モンスターばっかりの相手に対抗できるだけの戦力をフィールドに揃えるだなんて、並みの腕でできることじゃない。だが、ミスターTは依然として余裕の笑みを崩さなかった。

「戦闘ダメージが0になるなら、それも構わない。気が付かなかったのかね?私が君のダブル・サイクロンにさらにチェーンしてチェーン3にこの伏せカード………速攻魔法、サモンチェーンを発動していたことに」
「何っ!?」
「サモンチェーンの効果によって、このターン私が行える召喚は3回になる。ルキウスをリリースし、邪帝ガイウスをアドバンス召喚!召喚時効果で、まずはドレッドガイを除外!」

 囚人が自由を勝ち得たのもつかの間、その体が闇の中に引きずり込まれて消えていく。そしてドレッドガイは闇属性、効果ダメージは発生してしまう。

 清明&エド LP2900→1900→1600

「ここで私の手札も尽きてしまいましたからね。トラップカード、強欲な瓶を発動。デッキからカードを引きます。これはこれは………アドバンス召喚されたモンスター、邪帝ガイウスをリリースして怨邪帝ガイウスを召喚!先ほどは言いませんでしたがこのカードはアドバンス召喚されたモンスターをリリースする場合、リリース1体で特殊召喚できるのですよ。そして闇属性モンスターをリリース素材としたことにより、残りのヒーローにも消えていただきましょう!」

 2体目のガイウスが身をかがめてダッシュガイとダイヤモンドガイを掴みあげ、そのまま握りつぶす。エドの表情はここからはちょうど横顔しか見えないが、ダメージによる痛みとは別にどこかつらそうに見えた。

 清明&エド LP1600→600→300

「これで私の手札はなくなり、召喚権も消えた。戦闘ダメージを与えられないのなら、このままターンを終えましょう」
「まだまだ、諦めてたまるか!僕のターン、ドロー!」

 引いたカードは………駄目だ!このカードだけじゃ逆転どころか次の攻撃を耐えることもできない!

「まったく、どうしようもないのはその顔を見ればわかる。僕が君に手を貸すなんてあまり気に入らないことで
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