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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico11ザンクト・ヒルデ魔法学院〜School tour〜
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わけで・・・、ヴィヴィアン、ニミュエ」
「「合点です!」」
トリシュがパチンと指を鳴らすと、ヴィヴィアンとニミュエがにじり寄って来た。嫌だ。俺は、俺は、「絶対に着ないぞぉぉーーー!」食堂から逃げ出すために踵を返し、足に力を込める。だがそれより早く「許可もらったよ?」シャルが戻って来て、俺の逃げ道を塞いだ。
「それは何よりです。さすがはフライハイト家です。St.ヒルデ魔法学院の学院長は六家の一角、アルファリオ家の現当主ですから、フライハイト家の現当主であるイリスのお母様のお願いをちゃんと聞いてくれましたね」
アルファリオ家。元“星騎士シュテルンリッター”の第十騎士、花の姫君チェルシー・グリート・アルファリオの一族か。いや、そんなことより逃げなければ。絶対に女子の制服を着せられる。
「まあね。で? ルシルはどこへ行こうというのかな?」
「どけ、シャル。俺は嫌なんだ。女子の制服を着るなんて! トリシュは言った。学院敷地内に居てもおかしくない服装に着替えてもらう、と。現在、学院に通っているのはトリシュだけだ。なら在るのは女子の制服! つまり・・・!」
女装、ということに。それに、何もここで着替えることもない。学院に到着後、男子の制服を貸してもらえることだって出来るはずだ。それを必死に訴える。すると「いやですよ、ルシル様。さすがに男の子に自分の制服を着せませんよ」顔を赤らめたトリシュがそう言って、俺に希望をくれた。
「万が一にも男の子に、ブラウスやスカートのサイズがスカスカなんて言われてしまうかと思ったら・・・私、恥ずかしさで死んでしまいます!」
「あー、それ、わたしも解るかも」
「う〜ん、確かに男の子の、バスト・ウエスト・ヒップのどれか1つでも、これ、緩いんだけど、なんて言われた日には、言った奴を記憶無くすまでブチのめすかも」
「そうですよね。緩いということは、男の子より体が大きいということですから。それはつまり・・・」
「「「太っているという事!!」」」
はやてとシャルも同意したことで、彼女たちが俺に女装させた時の事を喋り始めた。はやてと俺が出会ってから初めての女装の時の話から始まり、シャルが自分の聖祥小の制服を俺に着せようと画策した事などなど。話を聴いていたトリシュは「まあ!」と驚きを見せていた。それはともかく。女装の危機は去ったことで、俺は笑顔を抑え切れない。
「ディナス。俺の制服は取って置いてあったっけ・・・?」
「おそらくですが。学院の生徒時の旦那様とルシリオン様の背丈も近しいと思いますので、きっと着られるかと」
「良し。ならば早速、ルシルに制服を」
「かしこまりました。ルシリオン様。こちらへどうぞ」
「あ、はい」
こうして俺たちは、St.ヒル
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