暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico11ザンクト・ヒルデ魔法学院〜School tour〜
[4/9]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


「きゃあ!?」

そんでわたしをベッドに押し倒して覆い被さってきた。ルシル君はすぐに「って、はやて!?」わたしに気付くと、慌ててわたしの上から退いた。体を起こしてルシル君と、床に転がされてるシャルちゃんとトリシュちゃんを見る。
すると「この2人はな――・・・」ルシル君が説明してくれた。最初はシャルちゃんが押し掛けて来て、勝手にベッドに入ろうとした。そやからバインドで拘束して放置。次にトリシュちゃんとパーシヴァルさんがやって来た。

「――で、パーシヴァルさんはトリシュだけを置いて部屋を出、トリシュひとり俺のベッドに潜り込んでこようとした。だから拘束して放置した」

「なるほどな〜」

溜息吐いてるルシル君に苦笑。そんでルシル君は「ほら、もう戻るんだ。アインスとリインが心配するぞ」わたしをお姫玉抱っこして車椅子に戻してくれた。わたしは「2人はどないするん?」って訊ねる。

「・・・いや。それぞれの部屋に・・・って、トリシュの部屋がどこにあるか知らないから、シャルの部屋にでも戻すさ」

そう言うたルシル君が大人の姿へと変身して、シャルちゃんとトリシュちゃんを両肩に抱え上げて部屋を出た。わたしも車椅子を押して続くと、「はやて」ルシル君に呼ばれた。そやから「ん?」って振り向く。

「おやすみ。良い夢を」

「っ。・・・うん、おやすみ。その・・・ルシル君も、良い夢を♪」

ルシル君と笑顔で別れたわたしは部屋に戻って、ぐっすり眠ってるリインと、「おかえりなさい、主はやて」起きて待ってくれてたアインスに「ただいま♪」微笑んで、ぬくぬくなベッドに入った。ホンマに良い夢が見れそうや。

†††Sideはやて⇒ルシリオン†††

朝を迎え、俺たちは朝の身支度を整えて食堂へ。大きな長テーブルには既に人数分の朝食が用意されていた。そして「おはようございます、皆様」シュテルンベルク家のメイド長、ディナスが出迎えてくれた。アンナの子孫で、彼女の遺伝子が強いようで浅葱色の髪、灰色の瞳はそのままだ。

「「おはようございますっ!」」

そしてもう2人。1人は、モニカの子孫であるニミュエ・クラウジウス。スタイルは抜群。オレンジ色のウェーブがかった長髪をおさげにし、青い瞳は柔和。もう1人は、ルファの子孫であるヴィヴィアン・オートクレール。金髪はボブカット。少し鋭い紫色の瞳。彼女2人もまた、モニカとルファにそっくりだ。
ヴィヴィアンとニミュエに「おはようございます」と挨拶を返し、引いてもらった椅子に腰かける。そしてディナスに作ってもらった朝食を、はやてたち女子組の話をBGMして美味しく頂いた。

「イリスや八神家は今日、どう過ごす予定なんだい?」

食後の一服をしているそんな中で、パーシヴァルからそんな質問が。もちろん「う〜
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ