事後処理
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んは、嬉しさが天元突破して号泣したりした。うん、なんか結果オーライやけど、私たちも嬉しかったし良かったわ。
「まあ……想定外の事態が起きたとはいえ、結果的に高町家が救われたのならそれで構わない。だが問題はテスタロッサ家だ。こちらは少々長くなるかもしれない……」
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〜〜Side of サバタ〜〜
という訳で艦長室。リンディとクロノの前に俺とはやて、フェイト、アルフ、アリシア、そして一時的に護送室から釈放されているプレシア(魔法を封じる拘束具付き)が揃った。管理局の前に八神家とテスタロッサ家が勢ぞろいって事だ。
「とりあえず現状を知っておきたい。まず管理局から見て俺達の扱いはどうなっているんだ?」
「サバタさんは行動が街を守る事で一貫していたので、管理局法には抵触しません。しかしフェイトさんは不正な手段でジュエルシードを集めていた事による、ロストロギア不法所持法違反。アルフさんも同様ですが、お二人は強制されていたという件から無罪志願をしています。しかしプレシアさんは管理局の戦艦や局員への攻撃による公務執行妨害、クローン作成技術という違法研究、その他様々な余罪がありますが……アレクトロ社の事件など過去の記録を調べれば、無罪は無理でもいくつか罪を軽くできる状態にあります」
「で、アリシアが蘇った事だが、これに関しては公表しない方が良いと僕は考えている。ジュエルシードやアルハザードが関係ないとはいえ、死者蘇生が実現してしまった事実はあまり良くない影響を与えると思うんだ」
「クロノの意見に関しては同感だが、蘇ったのではなく転生した、が正しい。アイツは人間ではなく精霊……“太陽の使者の代弁者”として新たな命を授かったのだからな」
「サバタ、その辺りは私も正確に知っておきたいわ。今のアリシアがどういう状態なのか、母親としてしっかり知っておきたいもの」
「……では単刀直入にまとめよう。今のアリシアは太陽意志ソルの使徒となり、不老不死に近い状態となった。表現は悪いが、太陽意志の傀儡になった訳だ」
「要するに生き返った代償として、太陽の使命を代わりに果たさなくちゃいけないの。でも別に悪い事をさせられる訳じゃないし、それにこれは私がちゃんと考えて決めた事だから後悔は無いよ」
「そう……でも、この現実は私に対する皮肉かしら? アリシアの“死”を否定し続けた結果、今度は永遠に死ねない身体になった。アリシアを蘇らすために何もかもを投げ打ってきた私だけど、不老不死は流石に行き過ぎで私でも複雑な気分だわ」
不老不死に死者蘇生。この二つはある意味人間の夢でもあるが、実際にそうなれば別問題だ。生きる事は戦いだ、不老不死とはそれを永遠に続けること。死は安息の眠りだ、それがどんなきっかけ
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