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リリなのinボクらの太陽サーガ
事後処理
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やけどそのおかげで色んな人が救われとるのも事実やから、ヘタに強く文句言えへんし……かくいう私もその一人やもん。皆が時の庭園から帰ってきた時、私は超特急でサバタ兄ちゃんに抱き着いて、そのまま感極まって思わず泣いてもうた。冷静になってから恥ずかしくなったけど、それでもちゃんと帰って来るって約束は守ってくれたんやからええやん。でもあの時、フェイトちゃんとすずかちゃんは羨ましそうに見とったし、なんか知らんが蘇ったっぽいアリシアちゃんは終始ニコニコしとったなぁ。なんや彼女達は思う所があったんとちゃうか? まぁええんやけど。
でもなぁ……サバタ兄ちゃんはもっと自分を労わってもええはずや。それなのにサバタ兄ちゃんはきっと、それを善しとせえへんやろうなぁ。足の動かん今の私に出来る事はどうしても少ないけれど、せやからって何もしないのは気が済まん。ちゃんとできる事をしていけば、それはサバタ兄ちゃんの力になるはずや。

ま、それはそれとして私の逆鱗に触れたプレシアさんには怒涛の説教をかましたんやけど、それでフェイトちゃんとアルフさん、アリシアちゃんは憐憫のこもった視線をどよ〜んと顔に縦線が入っとるプレシアさんに向けとった。自業自得、という言葉が頭に浮かんだもんやなぁ。

さて……パイルドライブを終えてサバタ兄ちゃんが戻ってきた。パイルドライバーを使用すると流石のサバタ兄ちゃんも身体が焼けて少なくないダメージを負ってるから、転移装置の側で備えていた私がすぐに治療にかかる。プラスの魔力が無いサバタ兄ちゃんに管理局の回復魔法は効果が無いから、こうして直に手当てするしかあらへんのや。

「…………」

やっぱりサバタ兄ちゃん、なのはちゃんのお父さんの浄化に関して納得はしとったけど辛かったのか苦々しい顔しとる。ほら、士郎さんも困惑したような顔して………………へ!?

「や〜なんか生き残っちゃったよ、アハハハハ!」

「し、士郎さん!? なんで浄化されたのに生きとるん!?」

「いや〜、正直自分でも驚きなんだ。体内の暗黒物質が完全に浄化されたから、後はこのまま消えるんだろうって思ってたんだけど、なんというか俺、ぶっちゃけると人間に戻れたみたいなんだよね」

「いくら俺でも、こればっかりは信じられない……。太陽仔以上に暗黒物質の浸食に長時間耐え切り、尚且つ人間として復活するとは……高町家は一体どうなっているんだ……?」

よ、要するにサバタ兄ちゃんは普通の(もう高町家を普通と言って良いのかわからへんけど一応)人が吸血変異を起こしたのに人間に戻るという、世紀末世界でもあり得ない事態を目の当たりにして、かなり動揺してるっぽい。う〜ん、こういうサバタ兄ちゃんの姿は珍しいなぁ。
この後、何だかんだで士郎さんが無事に人間として家に帰れると知ったなのはちゃんや恭也さ
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