事後処理
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「うん、その時はよろしくね!」
「我ら八神家、離れても心は一つや!」
はやての御許からあるべき場所に帰ったフェイト。二人は軽く抱擁し合って、互いの絆を確かめ合っていた。とりあえず……テスタロッサ家の今後は機会があれば確認しに行くとしよう。次元世界もカーミラが召喚してくれたバイクのおかげで、座標さえわかればミッドチルダに乗り込む事も出来る。流石に無罪は不可能だろうが、プレシアの過去の事件に関しても、もし証拠が足りないなどと言われて不当な判決が下されるような事があれば……俺も本気を出そう。それともう一つ、フェイトとアルフは管理局との敵対行為をしていないと上手く話をまとめてみよう。そうすれば無罪の獲得もしやすくなるだろう。もしいちゃもんをつけてくるような無粋な輩がいれば、この俺が容赦せんが。
なお、管理局の法や体制などに関して、干渉する気は一切ない。政治を変えるのは政治家であって、俺の役目ではないのだから。
「リンディ、今の内に言っておくが、地球に被害を出さなかった功労者であるフェイトとアルフに余計な事をすれば……俺は時空管理局本局に乗り込み、ブラックホールを無限に生み出してやる。それを胸に刻め」
「そんな事をされれば、本局で魔法が使えなくなるどころか、本局がどこかの世界に墜落しちゃうわよ!? わ……わかりました、責任を持って彼女達を預かります」
「はぁ……管理局に脅しをかけられる人間なんて、次元世界全て探しても暗黒の力を使えるサバタぐらいにしか出来ないだろうなぁ……」
「クロノ君って生真面目やから苦労し過ぎやね。招来ハゲるんとちゃうか?」
「あ、何なら育毛剤でもいる? 今度手に入れてあげるけど?」
「はやてもアリシアも、余計なお世話だっ!」
なお、八神家のポルターガイストの原因がアリシアであった事は、元凶がすぐ傍に居た事でフェイトとはやてとアルフは、落ち着くまでの間ヤケクソ気味に笑っていた。他の連中も大概だったがデコピンで強引に治した。
なお今は関係ないが、管理局は上層部が金を惜しんだ悪質な決定のせいで、今回負った借金の金額を用意しなかった。そのことによって暗黒ローンの返済期日に新おしおき部屋に強制的に魔導師、非魔導師問わず管理局本局の局員が階級や次元世界の壁関係なく全員丸三日放り込まれたらしい。カ○ジの地下労働施設に匹敵する過酷な環境で借金を返済してきたクロノ達が、ようやく戻ってこれた時に冷蔵庫の水を飲んで一言。
「キンッキンッに冷えてやがるッ!!」
ちなみにこれ以降、管理局の管理外世界に対する被害や賠償の責任問題に関して、臆病なまでにきっちり監査するようになり、また同時に、上層部の汚い噂や横領の金も減ったとかそうでないとか。何にせよ、少しでも組織がまともになったのなら良いことだろう
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