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リリなのinボクらの太陽サーガ
事後処理
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今回の事件、P・T事件と名付けられたジュエルシード争奪戦は、管理局の想定外の事態を巻き込みながらも終結に向かっていた。そもそもプレシアがなぜこの事件に及んだのかということに関して掻い摘んで説明すると、26年前に彼女が中央技術研究局長として勤務していたアレクトロ社で、開発していた新型魔導炉の成果を急いだ上層部の独断専行によって暴走事故が引き起こされ、彼女の娘アリシアが死亡し、あまつさえ実験を静止したはずのプレシアに責任を全て押し付けたのが原因なのだそうだ。それで全てを失った彼女は娘を取り戻すべくプロジェクトFATEと呼ばれる人間のクローンを生み出す技術に着目し、フェイトを生み出した。その後の生活は閉鎖的な環境で変化が特に無かったのでスルーするが、最終的にフェイトはアリシアと違うと見たプレシアは彼女を拒絶し……今、

「時の庭園に行く前に言ったはずだ。フェイトは俺がもらう、返せと言われても返さんぞ、と」

「確かに言ってたわね……」

「その前にさ、ママはフェイトがクローンだって話してた時、フェイトの事が嫌いだとも、周りの迷惑にならないうちにさっさと死んでとも言ってたよね?」

「うぅ……あ、あのねアリシア……これはあなたを裏切りたくなかったからで……」

「なのにおまえは今、フェイトを返してほしいと言った。フェイトに散々ネグレクトをしておいて今更そんな事を言うとは、虫がいいにも程があるぞ、プレシア」

「ああああああああああごめんなさいごめんなさいごめんなさぁぁぁい!!!」

転生したアリシアからこってり怒られてまともになったプレシアだが、アリシアが「妹のフェイトを追い出すようなママは嫌い」と宣言した事で、今一度フェイトを娘として見るとかほざいたのだ。それで俺は彼女と三者面談(フェイトとアルフもいるので正確には五者面談)をしているわけなのだが、なんか狂気が抜けたプレシアは俗にいう親バカに類する性格になっていた。まぁ、元に戻ったというのが正解なのだろうが、こうして自分のやった事を突き付けると彼女は後悔で狂乱しかけていた。

「そういえば最初にお兄ちゃんがママに会いに来た時、ママはフェイトに暴力をふるっていたよね?」

「ああ。それに知らなかったとはいえ、当時アリシアの魂が同化していた俺に、全方位射撃と容赦のない攻撃をしてきたな。一歩間違えればアリシアの魂ごと葬っていたところだったぞ」

「ああああああああぁぁぁぁ〜〜〜!!!!?」

「あ、あの……お兄ちゃんと、お姉ちゃん? も、あんまり母さんを責めないで……もう見てられないよ……」

「まぁ、あたしとしちゃあ、ザマァッ! な気分なんだけど、ここまで精神攻撃喰らってると流石に気が引けるねぇ……」

これまで傲岸不遜な態度ばかりしていたプレシアのあまりの痴態を見て
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