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リリなのinボクらの太陽サーガ
現出
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犯すつもりはない。ま、使えば無くなるのは自然の摂理だから仕方ないか。それにグレネードの重量が減った事で攻撃力が減りはしたものの、取り回しやすくなった事で機動力が増したから、何もマイナスばかりではない。

「さて……この機械が魔導炉か、案外大きいな」

「まあね。で、これを壊せば時の庭園の傀儡兵や施設に大きな影響が出るはず……」

「そうか。なら破壊するぞ、アルフ」

合図を出し、俺とアルフで魔導炉に総攻撃する。様々な部分が壊れてへし折れた魔導炉からエネルギーの対流が消失すると、周囲に漂うプレッシャーが僅かに抑えられる。

「よし、こちらの目的は完了した。フェイト達と合流するぞ」

「オッケー! フェイト、無事でいてよ……!」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


その頃、アースラ内部。

「皆……大丈夫やろか……」

「なのはちゃん……フェイトちゃん……サバタさん……」

「はやて、すずか、二人とも皆が心配なのもわかるけど信じるしかないわ。かくいう私だって恭也が気になってしょうがないんだけど、魔法相手じゃどうしようもないしね」

はやてとすずかにとって忍の言葉は確かにその通りだが、そう素直に受け入れがたいのも事実だった。可能なら皆の力になりたい、でも魔法が使えない。その事実は彼女達の心に無力感を味わわせた。
その光景を艦橋から見ていたリンディはアースラのディストーションシールドを利用して次元震を抑えながら、事態の解決には本来関係ないはずの子供達に任せるしかない現状に歯がゆさを感じていた。

「(次元世界の問題を持ち込んで迷惑をかけ、戦力不足だからという理由で子供を前線に送る。私たち大人が負うべき責任を子供に背負わせるなんて、色々とままならないわね……。だからせめて責任を持って次元震を抑えておかないと、管理局の大人として恥ずかしいどころじゃ―――――ッ!?)」

咄嗟の回避。リンディが先程まで居た場所をどこからか放たれたチャクラムが切り裂き、殺意のこもった不意打ちにリンディは背筋に冷たい汗を流した。

「誰ですかッ!?」

チャクラムが戻って行く方に振り返ったリンディが見たものは……、

「おや、避けられましたか……まあいいでしょう」

「“白装束の少年”……あなたは、まさかイモータル!?」

「ウフフフフ……ようやく、我が宿願の時が訪れました。世紀末世界ではあろうことか太陽少年に妨害されて為せなかった我が野望を、今度こそ成就させてみせましょう」

「生憎だけど、黙って見過ごすはいかないの。あなたがイモータルならそれが人類にとって害にしかならない計画であることは間違いない。あなたを捕まえてその計画を止めて見せるわ」

「おやおや、たかが人間ごときがこのわたくし
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