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リリなのinボクらの太陽サーガ
肝試し
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生きる為には他の生命を糧にしなければならない! 少女よ、貴様はこれまで食べてきた命を全て覚えているのか!? 貴様は食べる時、自分が生きていくために食料となった家畜の事を考えた事があるのか!?」

「そ、それは……」

「フッ……確かに貴様の言う事はその通りかもしれん。人間は他の生命を害さなければ生きられぬ生命だ。しかし、貴様の行為が正当化される理由にはならない。貴様がやっているのはただ知識欲に憑りつかれただけの凶行だ。……妹を返してもらうぞ!」

「愚かな……人類の進化を妨げる反逆者どもが! この宝石の力で貴様達も実験動物にしてやろう!!」

老人が懐から取り出したジュエルシードを、なんと自らの胸に埋め込んだ。病院全体が振動する程、姿が変貌していく老人から凄まじい魔力とプレッシャーが放たれ、脅威的な暴走体となる――――

――――前に大量の暗黒スプレッドを浴びせてやる。

「ぐおおおお!!? わ、わしの存在が、き、消えていく!! ぐぁああああああ!!!」

「わざわざ貴様が完全体になるまで待つ奴がいるか。さっさと地獄に落ちろ」

「ぎゃぁああああああ!!!!」

半分異形となっていた老人からジュエルシードが転がり落ち、狂気に憑りつかれた老人は跡形もなく消滅したのだった。まあ、それも当然か。
しかし実験動物とは……この病院が違法行為で潰れたという事から恐らく生前時の老人が多くの子供達を無断で解剖や薬物投与をしていたのかもしれない。そしてその子供達がこの病院に地縛霊として縛られていた事から起きていたのが、ここの心霊現象の真相なのだろう。無念を代わりに晴らしてやり、呪縛も無くなって成仏していくだろう彼らの魂に祝福があらんことを。

『……あの人も、ジュエルシードの魔力に飲み込まれた亡霊……』

[先に言っておくがアリス、おまえはこいつと違う。必要以上に気にするなよ]

『うん…………』

思ったより精神的に来たらしいアリスは暗い表情で、老人が消えていった場所を見つめていた。その場に残されていた封印前のジュエルシードをなのはがレイジングハートで封印したものの、老人に言われた事が耳に残っているのか哀しそうに俯いていた。

「大丈夫だったかい、フェイト!」

フェイトを寝台の拘束から外し、解剖されかけていた事で彼女の身体に傷が残っていたりしないか必死に調べるアルフ。自分が無事である事をようやく実感したフェイトはゆっくりと彼女にしがみついた。その行動に一瞬驚くアルフだったが、すぐに意図を察して優しい笑顔で彼女を抱き締めた。

「……なのは、見てみろ」

「え?」

俺は落ち込むなのはの首を振り向かせ、二人の微笑ましい光景を見せつける。笑顔を見せる彼女達の姿は無事を喜ぶ家族の愛情が感じられ、なのはの悲
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